2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
生きているとキレイごとばかりではすまされず、病や死、天災、大切な人との別れなど、どうしても理不尽なことが襲い掛かってきます。人間は生きていく上で、生存意味を求めがちですが、そもそも生きていること自体に意味はないという考え方が実存主義の考え…
皮膚は健康のバロメーターであり、美の象徴。女性だけではなく、男性も美肌になりたい時代。このコスメが良い、悪いと聞いても実際に使ってみても一向に肌がキレイにならないとお悩みの方、多いのではないでしょうか。口コミに流されず、正しい皮膚科学を知…
老若男女、多くの人が髪に関するお悩みを持っています。髪も皮膚の一部。毎日正しいケアをして、年相応の健康的な髪を手に入れたいですよね。今回は話題になった髪に関する本や、老舗の理髪店の本を紹介いたします。 「女の運命は髪で変わる」 女の運命は髪…
紳士淑女の飲み物、ワイン。口に含んだときに広がる香り、銘柄によって異なる舌ざわりや味の繊細さ。刺激的でどこか官能的で人々を魅了します。今回は、ワイン好きの方はもちろん、ワインに興味はあるけどアルコールが飲めないという方におすすめの読むだけ…
読むだけでのどごしすっきり! 暑い日、お風呂上り、仕事が終わった解放感にひたるとき。ビールを飲みたくなるとき、ありませんか?ビール好きにはもちろん、お酒があまり得意ではない方も、その爽快感を味わえるビールに関する本を紹介いたします。気持ちが…
日本では、感情は表に出さないように躾けられます。確かに激しい感情は他者や自分も傷つけてしまう危険なもの。 殺人者はサイコパス、元気がなければ鬱病と、何でも精神病というカテゴリーで片付けられてしまいがちな現代ですが、その根底は日常の何気ない事…
風船に乗って空を飛びたいー子どもの頃、誰もが夢見たことがあるのではないでしょうか。飛行機ではなく、気球で風を感じて、鳥たちと一緒に空を飛んで旅してみたい。そんな夢を叶えてくれる気球の魅力を感じる本を紹介いたします。 気球に乗って五週間 気球…
首都・東京。近代的でクールなイメージの都市ですが、小説では大衆のなかの孤独を描いた作品が多いように感じます。洗練された緊張感とでもいいましょうか。そこには常に張り詰めた空気があり、人間が都市に動かされているような錯覚さえ覚えてしまいます。…
鉄道、列車。何かからの旅立ち。人生の岐路に立つ方へ、鉄道ファンの方におすすめの小説を紹介いたします。毎日の通勤電車のなかで物語の中に入り込んでみるのも良いかもしれません。刻一刻と変わる景色、規則的な振動の音。あっという間に異世界へ旅立つこ…
大阪の街はとにかくエネルギッシュ。おいしい食べ物、漫才、人情味あふれる人物像。そんな大阪のパワフルな姿が描かれた小説を紹介いたします。カッコ悪くてもいいじゃないか、と笑いとばしてくれるような人恋しいときに読むと元気がでる小説です。 「花のれ…
誰かを「待つ」、何かを「待つ」。その先に何かの期待があるからこそ、人は待つことができるのかもしれません。携帯電話の普及によって、リアルタイムに連絡がとれるようになり、お店や電車がくること、知人からの返信を待つ間にイライラする方も多いと思い…
結婚したくはないけれど、なんだか放っておけないダメンズたち。ニートやひきこもりといった自己愛的なものじゃなく、その生き方自体が不器用でついつい助けてあげたくなる人間味、泥臭さ。そんな魅力ある人物が登場する小説を紹介いたします。 「夫婦善哉」…
どこまでも真っ白で汚れのない雪。ふわふわと降り積もるやわらかな雪。しんしんと冷えた空気の中で目の前に広がる雪景色。春がくると溶ける儚さ。私たち日本人にとって、雪は文学的な印象があります。今回は雪がテーマの本をご紹介いたします。 「雪国」 【A…
知らない人の前で裸になること、身も心もきれいさっぱり洗い流すこと。日本ならではの文化、銭湯。現在、昔ながらの銭湯は少なくなってきて、おしゃれなスーパー銭湯や温泉施設が多いですが、銭湯ならではの親しみやすさや体がほぐれていく感覚は健在です。…
日本人が昔から親しんできた花といえばスミレ。道ばたでも力強く、可憐で小さな花を咲かせる姿、短命なところが子どもからから大人の女性へと成長していく一瞬の不安定で繊細なきらめきを放つ「少女期の象徴」として文学では扱われることが多いです。今回は…
カフェではなく喫茶店。レトロな響き。老舗のマスター、おいしいコーヒー。顔見知り程度でお互いのことはよく知らないのに、毎日通いたくなる心安らぐ場所。そんないきつけの喫茶店があれば毎日が楽しいですよね。機械で入れたコーヒーよりも、一杯ずつ手で…
誰でも「初めて」の経験は心に残るもの。初めてだからこそ、上手くいかなくて、ほろ苦い経験をしたり、今が不満じゃないけれど、あの頃の不器用さを愛おしく思い出したり、幼かったころの情熱を思い出したり。読書を通じてあの頃の甘酸っぱい思い出にひたる…
生まれながら醜く生まれたがために抱える孤独、苦悩。文学における醜い男はとても繊細で、歪みを持たず、切実に人間の本質を映し出します。リアルではイケメンが好きというあなたも、心の美しさに触れてほしい3冊を紹介いたします。 「人間椅子」 人間椅子 …
最近太り気味だなぁ、健康診断の結果が気になる、という方におすすめのダイエット本を紹介いたします。自己流ダイエットはもう卒業!きちんとした理論に基づいてダイエットにチャレンジしてみてください。 「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」 シリ…
自らを映し出す鏡。そこにいるのは確かに自分だけど、見える世界は真逆。鏡の向こうの世界と自分が見ている世界は果たして一緒なのか・・・。「鏡の国のアリス」をはじめ、文学で重要なメタファーとしてよく使われている鏡。今回は、鏡がカギとなって物語が…
芳しい紅茶。深い色合い、透き通った色合い、茶葉がゆっくりひらいていく様子。一口飲むと、心まで豊かな香りに満たされリラックスできるひとときに。そんなロマンチックでおしゃれな紅茶が登場する小説を紹介いたします。紅茶のおともに、是非手にとってみ…
中世ヨーロッパで誕生した騎士物語。騎士の旅、生活に苦しむ庶民のためにドラゴンや巨人を倒す冒険、美しい貴婦人との恋愛、王となるストーリーは、現代のファンタジーやSF映画、ハリウッド映画にも大きな影響を与えています。ファンタジーやロマンスが大好…
働き盛りの現役世代なら誰もが抱える悩みといえば、介護・実家・お金に関連したものが多いのではないでしょうか。いざ、その時になって慌てたくない!そんな危機管理能力の高いあなたにおすすめしたい、リアルな悩みに答えてくれるおすすめ本を三冊ご紹介し…
「花の女王」といわれるバラ。ゴージャスなイメージで、その香りは繊細で女性を虜にする花。化粧品や香水などにも使用されています。ただそこに存在するだけで、場の雰囲気が華やかになる情熱的な美しさ。触れるとトゲでケガをしてしまうという危うさ。そん…
人を好きになることに、きっと年齢は関係ありません。「源氏物語」の主人公・光源氏が正妻・紫の上に一目惚れしたのは、光源氏が18歳、紫の上がわずか9歳の頃だったそうです――このことからもわかるように、遥か昔から文学作品のモチーフとなっている“歳の差…
「手紙」が物語のカギを握る小説といえば、誰もがまず思い浮かべるのは夏目漱石の「こころ」ではないでしょうか。 前半に登場した謎多き人物が、後半にその全てを手紙という形で独白する――その斬新な構成と展開は色褪せず人々を魅了し、今なお広く読み継がれ…
2018年5月にご逝去された絵本作家、かこさとし(加古里子)さん。御年90歳を超えられた後にもエネルギッシュに活動を続けられ、数えきれないほどの名作絵本を遺されました。 昭和生まれでも平成生まれでも、かこさんの絵本を読んで育ったという方は少なくな…
雑誌の広告や新聞の書評、書店の棚…さまざまな場所でパッと目に飛び込んできて、そのインパクトのあるタイトルをすぐに覚えてしまう…、そんな本に心当たりはありませんか?その中でも私がおすすめしたいのは、独創的で強烈なインパクトで記憶に残るタイトル…
光があるところには影がある。自分そっくりで、どこまでも追いかけてくる影。真っ暗闇では消える影。見えていなくても、自分が存在する限り、必ずそこに存在するもう一人の自分。今回は「影」をモチーフにした小説を紹介いたします。 「影をなくした男」 影…
和菓子には洋菓子にはない風情があります。もともとお茶請けとしてお茶をひきたてるために作られた和菓子。甘さ控えめで低カロリー、素朴な優しい味わい。上品な見た目も美しく、四季を感じられ、そこには「物語」があります。今回は、和菓子にまつわる本を…