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【気球 本】気球の魅力を感じる、おすすめ小説【気球に乗ってどこまでも】

 風船に乗って空を飛びたいー子どもの頃、誰もが夢見たことがあるのではないでしょうか。飛行機ではなく、気球で風を感じて、鳥たちと一緒に空を飛んで旅してみたい。そんな夢を叶えてくれる気球の魅力を感じる本を紹介いたします。

 

気球に乗って五週間

気球に乗って五週間 (集英社文庫)

ジュール ヴェルヌ(著) (集英社文庫)
 「驚異の旅」シリーズ第一弾。ナイル川源流を探るため、暗黒大陸と呼ばれていたアフリカ大陸を気球にのって三人で旅行するストーリー。エキゾチックな自然描写と人食い人種との出会い。気球に乗って栄養満点の果物を頬張るシーンは愉快で、勇気や友情、ハプニングを乗り越えていく知恵にドキドキハラハラさせられます。

 

ききゅうにのったこねこ

ききゅうにのったこねこ

 マーガレット・ワイズ ブラウン(著) (長崎出版)
ネズミが怖くて逃げたはてに、気球に乗って旅にでた子猫。ネズミよりも怖い新しい世界へと連れて行ってくれる気球。海を越えて、山を越え、嵐を超え、行き着いた先は?勇気をもって一歩踏み出せば新しい世界が広がる優しいモノトーンタッチの絵本です。

 

黄色い気球

黄色い気球 (ランダムハウス講談社文庫)

 ローリー・ハルツ・アンダーソン(著) (ランダムハウス講談社文庫) 
 アメリカの首都だったフィラデルフィアで蔓延した黄熱病。アメリカ初の気球が飛びだった半年後のことだった。絶望でくじけそうになりながらも、家族を守ろうとする少女と家族。決して打ちひしがれることなく、希望を捨てない姿はYA小説とは思えない感動作です。黄色い気球が打ち上げられる日、数々の奇跡が起こります。

 

最後の冒険家

最後の冒険家 (集英社文庫)

 石川 直樹(著) (集英社文庫)
 熱気球で太平洋横断に挑んで消息不明になった神田道夫さんの友人である著者によるノンフィクション作品。気球の原理や美しさ、厳しさと冒険家ならではの情熱と死と隣り合わせの日々。冷静で客観的な文章で、胸が苦しくなるシーンもありますが、命をかけて冒険に賭ける勇気は、私たちの背中を押してくれると同時に背筋が伸びるような気持ちになれます。
 


 空飛ぶ冒険。のんびりした旅、ハラハラする冒険。あなたは気球にどんな夢を託しますか?

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