サスペンス
ライトノベルミステリー似鳥 鶏さんの本 北海道大学法科大学院のときに小説家デビューした似鳥 鶏さん。軽いタッチで読みやすいのに本格的ミステリーを書くと若い年齢層に人気の作家さんです。 学園ミステリーをはじめ、ドラマ化もされた戦力外捜査官シリー…
「事実は小説よりも奇なり」とよく言いますが、作家たちも実際に起こった事件にインスピレーションを得て作品をつくることもよくあります。読後感は良くないものの、ひとつひとつ丁寧に取材をしたうえで、何かしらの問いや答えを私たちにもたらせてくれます…
読書がニガテな高校生でもSF作品は好きという方は多いのではないでしょうか?活字離れが進んでいますが、長い文章を読むというのは若いころにしかできないこと。 現実世界では体験ができないSFという分野は、映画や本の中でしか体験できない設定がたくさん詰…
数ある小説のジャンルでもミステリー小説は、読者参加型の小説であす。登場人物と一緒になって謎解きをしたり、意外性のあるトリックに驚いたり、架空の世界の中にのめり込むことができます。 東大や京大といった高学歴の読書ランキングをのぞいてみると、上…
うすもやがかった景色。一歩先には何があるのか分からない恐怖。霧というミステリアスなキーワードは文学の中でよく登場します。今回は霧を扱った作品を紹介いたします。クリアではない世界、正解がない迷いの壁に突き当たっている方、どこか遠くを彷徨いた…
日本では、感情は表に出さないように躾けられます。確かに激しい感情は他者や自分も傷つけてしまう危険なもの。 殺人者はサイコパス、元気がなければ鬱病と、何でも精神病というカテゴリーで片付けられてしまいがちな現代ですが、その根底は日常の何気ない事…
普段、規律正しく社会生活を送っている人ほど、崩れるときはあっけないと言います。そこまでまじめじゃなくても、ある種、道を踏み外してみたいなという欲求は誰にでもあるでしょう。そんないけない世界を味わえる小説をご紹介します。 『白痴』 白痴 (上巻)…
ニュースで悲惨な事件を目にすることがありますが、 こういった人たちも何気ない人間関係のズレであったり、細かい環境の変化によるものだったのかもしれません。 今回は、そんな悲惨な状況を描いた本をご紹介します。 『ねじまき鳥クロニクル』 ねじまき鳥…
一見、平和に見える家庭にも内情はドロドロしていたという話はよく聞きます。 では、どうドロドロなのでしょうか。 今回は「ドロドロの家庭ドラマ」がテーマ本を紹介します[ 『重力ピエロ』 重力ピエロ (新潮文庫) 著・伊坂幸太郎穏やかで心の優しい父、元モ…
ミステリーに重要なもの…それは自分がその世界の登場人物になったような気分になれること!?今回はそんな、没入感にフォーカスを当てた極上ミステリーをご紹介します。 切り裂き魔ゴーレム 切り裂き魔ゴーレム まずはこちら『切り裂き魔ゴーレム』。 映画化…
1)キングダム キングダム 新野 剛志 (著) 武蔵野連合 真嶋貴史を主人公に息つく暇もなく展開されていくバイオレンスサスペンスです。 ストーリー展開もさることながら、実話に基づいているとしか考えられない内容も惹かれる要素の一つです。この物語には様…