ドキュメンタリー
「事実は小説よりも奇なり」とよく言いますが、作家たちも実際に起こった事件にインスピレーションを得て作品をつくることもよくあります。読後感は良くないものの、ひとつひとつ丁寧に取材をしたうえで、何かしらの問いや答えを私たちにもたらせてくれます…
現代ではSNSやブログで自分の日記を公開する方も多いでしょうが、日記は本来自分だけのもの。誰にも読まれない前提だからこそ素直に自分の心のうちをさらけだすことができるのです。 ブログやSNSでも「読まれること前提」にしたものはノンフィクションとして…
60歳を過ぎて注目された遅咲きの天才ピアニスト、フジ子・ヘミングさん。ドキュメンタリー番組やドラマで、苦悩の連続の生涯を知っているという方も多いのではないでしょうか。 そんな天才ピアニストの書く文章もまた素敵。フジ子・ヘミングという生き方が、…
人間は水がなくては生きていけません。人体の70%は水だともいいます。そんな大事な水なのに意外と私達は、詳しいことを知らないまま普段の生活を送っていますね。一度、水のことを絵本や本から楽しみながら学んでみませんか。 『ひとしずくの水』 ひとし…
人は、ともすると現在の状態だけで、他人を評価しがちの部分があります。その人が、これまでどんなことを経験して今に至ったか、そういうことを想像せずに済ますことがあるものです。自分の人生だけでは想像力が足りない、そう思ったときにオススメの本をご…
誰もが知っている著名人も、独りでなにもかもをこなしてきたわけでは決してありません。彼等もまた人間であり、そこには生活があり、そばで支えたパートナーの存在があります。 そこで今回注目したいのは、自らの作品で高名を得、広くその名を知られている著…
ネットを使って誰でも手軽に情報が得られる今、私達は専門分野でなくても出来ることが増えました。しかし世の中にはその道のプロというものが存在し、プロとしての長年の知識や経験がないと出来ないことがあるのも事実です。 そんなプロの仕事ぶりを本で読ん…
私が最近読んだ本でオススメなものは、「いつも、気づけば神宮に 東京ヤクルトスワローズ「9つの系譜」」です。 いつも、気づけば神宮に 東京ヤクルトスワローズ「9つの系譜」 いつも、気づけば神宮に 東京ヤクルトスワローズ「9つの系譜」 オススメの年代は…
『キレイゴトぬきの農業論』 キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書) 久松達央 農家が農業の話をしているだけなのに、ネット系ベンチャーのプレゼンテーションでも聞いているかのような印象の本です。本書の読書体験を一言で表すとそんなふうになります。そこに…
『銀輪の巨人 ジャイアント』 銀輪の巨人 野嶋剛 著者は朝日新聞で社会部、イラクやアフガンでの戦場取材、台湾支局長などを歴任した言わば、非ビジネス分野のエキスパートです。その現役記者が記した本書は事実とインタビューにこだわった読み物風に仕上が…
どんな功績をあげているビジネスマンも、 挫折や悩みが幾度なくあり、それ乗り越えてきました。 彼らの本は、きっとあなたにも参考になるはずです。 『リーンイン 女性、仕事、リーダーへの意欲』 LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲 シェ…
現役医師が書いた医療小説を紹介いたします。死というものは恐れるものではなく、常に前向きにとらえたいと思っています。 人間の生死に携わる医師だからこそ描ける世界観、エンターテイメント性の高いものや純文学まで味わってみてください。 「チーム・バ…
さまざまな分野で活躍されている方のお話は、意識しなければなかなか聞く機会はやってきません。しかし、本ならいつでも手に取ることができます。自分の日常にはないような体験や価値観に触れることで、そこから自分の考えを変えるきっかけや、悩みの解決の…
現場の当事者らでないと書けない生々しいオススメのルポ本3選。 『北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録―』 北朝鮮 核の資金源:「国連捜査」秘録 まずオススメなのが古川勝久さんによる本『北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録―』。古川さんは国連安全保障理…
特に文系の方に読んでほしい。 フェルマーの最終定理、と聞くと読書好きの方、文系の方はなんとなく難しそうと思ったりすると思います。私もその一人でした。数学なんて大キライで一番の苦手分野。 理系とは程遠い人間だからです。しかしレビューを見てみる…