神秘
ひとりぼっちのクリスマスを過ごす予定の方も、仲間と楽しく騒いだ方も、夜眠る前に聖なる気持ちになれるクリスマスにおすすめの本を紹介いたします。冷たい空気のなかでこそ味わえる心が清らかになる作品です。是非手にとってみてください。 聖夜 聖夜 (文…
幸田文さんの本 おすすめ3選 凛としている、強く繊細な女性といえば幸田文さんを思い出します。作家の幸田露伴の娘として厳しくしつけられながらも、エッセイストとして排水溝にも入ってしまう勇ましさ。良い意味で腹のすわった明治の女性だなぁと尊敬してし…
小説家、詩人、エッセイストのはちかいみみさん。NHKの「視点・論点」に出演されていたこともあり、絵本の翻訳も手掛けています。人気女性作家の川上未映子さんも蜂飼耳さんの詩に出会い、影響を受けたそう。最近では古典の現代語訳もされており、読みやすい…
命はずっとそこにあるもの。そう願いたいものですが、生まれた瞬間から死に向かっていくのは生命のさだめです。 悲しいことではありますが、残された人は自分に残された時間を懸命に生きなけらばなりません。そんな悲しい経験を乗り越えてこそ、自分の人生を…
海で一番おおきな生き物といえばくじら。頭から潮を吹きだし、群れを成して泳ぐ姿は海の王者。体は大きいですが、性格は優しく大人しく、人間と同じ哺乳類です。脳の大きさと知性は比例するといわれている通り、くじらには指導や学習、協力し合う力、計画性…
婚活や仕事などが思うように進まず、心の支えとしてラッキーアイテムを探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にオススメの本を3冊ご紹介します。 ラッキーアイテムとして宝石を探しにジュエリーショップに行くと、心がワクワクするよう…
人間はいつでも元気いっぱいがいい、なんて言われていますが、憂愁の気持ちにしみじみと浸るのも風情があるもの。 そのときそのときの気持ちを大切に、自分の気持ちの動きに身を任せるのが自然の在り方です。無理して笑う必要もないし、悲しいときはきちんと…
いつまでも子ども心を忘れずに、心のなかにおとぎの国をもっている大人は心の余裕にもつながり、優しい人になれます。今回は、少し心がささくれだったとき、ファンタジーの世界観がお好きな方におすすめの本を紹介いたします。是非手にとってみてくださいね…
ここ数年、日本でもハロウィーンイベントが人気だとか。夏が終わるとハロウィーングッズやお菓子がお店に並ぶようになりました。 子どもたちにとってもクリスマスとは一味ちがう楽しいお祭りハロウィーン。楽しみが倍増する児童書と絵本を厳選しました。ハロ…
ヨチヨチ歩く可愛らしい姿、じぃっと一点を見つめて空を見上げている姿、まんまるのおめめと素っ頓狂な表情。打って変わって、水の中では優雅にきびきびと泳ぐ様子。 そのギャップにも心打たれてしまうペンギン。子どもたちにも大人にも大人気のペンギンが登…
自然界に存在するとは思えないほど、緻密で繊細な美しさを放つ鉱石たち。 オパールやローズクオーツ、トルマリンなどなど、その名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?今回は、そんな鉱石の魅力に取りつかれた著者たちが上梓した、鉱石をテ…
小さい子供の頃は、泣き喚けば周りの大人が何とかシてくれました。でもいつまでも、その手は使えません。あるときから自分で解決策を探って何とかやっていかなければならなくなるのです。そんな人生の試練に出会った子供たちの物語を3冊紹介しましょう。 『…
植物の種って不思議ですね。あんなに小さいのに複雑な遺伝情報が書き込まれちゃんと、元の通りの姿に成長するんですからね。そんな種子の神秘ともいうべき物語を分かりやすい絵本で紹介します。 『みどりいろのたね』 みどりいろのたね (福音館創作童話シリ…
クリスマスといえばサンタクロースですね。実際は親がプレゼントを用意しているのに寝てる間にサンタが枕元に置いていってくれる、というのが日本の一般家庭の風習ですね。では、外国ではどうなのでしょうか?本家本元のやり方が分かる本を何冊か紹介します…
現代の私達は毎日食べるものに困ることもなく、贅沢さえ言わなければ生きていくことは、そう難しいことではありません。でもその食べていくというこにさえ毎日、悩む日々を過ごした人が、そんなに遠くない過去に存在したのです。そんな人々のたくましい生き…
大地にエネルギーを与えてくれる温かい太陽。「あの人は太陽みたいに明るい人だ」と人格を表すポジティブな比喩として使用されたり、日の出を拝んだり、太陽には誕生や活気溢れる象徴としてのイメージがあります。 「お天道様が見ているよ」というふうに、万…
古代の人が空を見上げ、星と星をつないで動物や人になぞらえた星座。季節によって形を変え、その日だけ輝きが強い星があったり。 人々は星空を見上げ物語をつくってきました。神話から発生した星座占いは毎日朝の報道番組で見かけるほど人気があります。そん…
何かを純粋にあるがままにとらえること、感じ、受け入れること。物事を理解するには自分のフィルターを通してしか判断できず、個人の体験によって受け入れ方も違うので邪念が入ってしまうもの。 恐いものは避けたいし、なるべく分かりやすく答えが分かるもの…
読書好きの方なら「プルースト効果」という言葉を聞いたことがあると思います。名作「失われたときを求めて」のなかで、香りとともに幼少期の思い出を思い出すというシーンから香りと脳は強いつながりがあり、人間の本能的な行動や記憶と強く結びついている…
うすもやがかった景色。一歩先には何があるのか分からない恐怖。霧というミステリアスなキーワードは文学の中でよく登場します。今回は霧を扱った作品を紹介いたします。クリアではない世界、正解がない迷いの壁に突き当たっている方、どこか遠くを彷徨いた…
夜空を見上げても、都会では星が見えず、わざわざ郊外に出かけないと星と共に夜を過ごすことができなくなってしまいました。天体観測が好きな方、ロマンチックな気分に浸りたい方におすすめの、ページを開けば輝く星に出会える本を紹介いたします。七夕以外…
自らを映し出す鏡。そこにいるのは確かに自分だけど、見える世界は真逆。鏡の向こうの世界と自分が見ている世界は果たして一緒なのか・・・。「鏡の国のアリス」をはじめ、文学で重要なメタファーとしてよく使われている鏡。今回は、鏡がカギとなって物語が…
光があるところには影がある。自分そっくりで、どこまでも追いかけてくる影。真っ暗闇では消える影。見えていなくても、自分が存在する限り、必ずそこに存在するもう一人の自分。今回は「影」をモチーフにした小説を紹介いたします。 「影をなくした男」 影…
日本の文豪がえがいた魅力的な女性。透きとおるような儚く美しい、どこか影のあるような妖しく美しい日本女性。そこに存在するのかしないのかさえ分からなくなるような幻想的な世界観と女性の美しさがあいまって、不思議な世界観をつくりだしている小説です…
果てしなく広がる宇宙。遠い空に想いを馳せて、ちっぽけな自分の存在を感じるも良し、ロマンに夢を描くのも良し。神秘的でどこまでも広がっていく無限の世界。手元にある本から宇宙に想いを膨らませてみませんか?文系の方でもすんなり読み進めることができ…
1960年代からブームとなったラテン・アメリカ文学。日常と非現実、伝承と神話との不可思議な融合は、「魔術的リアリズム」とも呼ばれ、その独特な世界観にどっぷりはまってしまう人も。幻想的な悪夢のような世界はダリの絵画を彷彿とさせられ、シュールリア…
歴史と伝統が今なお残る街、美しい街並が魅力の京都。日本の良き昔ながらの文化が今なお色濃く残る街です。四季折々の顔をのぞかせ、訪れる度に表情を変えるのも魅力の一つ。今回は、そんな京都を舞台とした小説を紹介いたします。 「古都」 古都 (新潮文庫)…
お月さまは神秘的。毎日毎日そこにいて、形をかえていく不思議さ。太陽のように派手に存在を主張するわけではないけど、たしかにそこにいて輝いて見守ってくれる存在。お子さまへの読み聞かせだけではなく、大人の方のベッドタイム読書に、お月見の季節にも…
最近、ミュージカル映画もたくさん制作されていることから、劇中で感情高らかに歌って踊るというエンターテイメントとしてのミュージカルに興味がある方、増えているのではないでしょうか?原作には歌や踊りはありませんが、原作なりの魅力がたくさんつまっ…
ねむり。束の間の休息。ねむらずに生きていくことは不可能です。数々の文学や小説でもねむりをテーマにした作品は多くあります。今回は、そのなかでもねむることが楽しみになる本を選びました。眠るのがもったいない、時間のムダと考えている人こそ手にとっ…