神秘
蜂飼耳さんの文章には、時間の表面に薄く積もる光の粒のような儚さと、言葉の奥に沈んでいる静かな強さが同居している。この記事では、実際に読んで心を動かされた蜂飼耳さんの作品を中心に、古典新訳・絵本・詩集まで幅広く紹介する。Amazonで買える現行タ…
物語に賑やかな冒険を求めている人も、心にそっと触れてくる静かな物語を探している人も、壁井ユカコの『キーリ』シリーズには一度触れてほしい。世界の片隅に落ちている“痛みの欠片”をそっと拾いあげるようなライトノベルだ。全9巻で完結しており、いま読ん…
ある日、道ばたで誰かに名前を呼ばれた気がする。ふと振り返ると、そこには誰もいない——そんな不思議な瞬間に、私たちは“妖怪”という存在を思い出す。この記事では、Amazonで買える「妖怪」が登場する物語を10冊厳選して紹介する。子どもが夢中になる可愛い…
音楽と物語が融合した総合芸術・ミュージカル。その背後には、いつも“文学”がある。 キャラクターの原型も、名曲のモチーフも、もとは作家たちの言葉から生まれたものだ。 この記事では、世界的なミュージカルの原作となった名作文学10冊を紹介する。 舞台で…
自然界が生み出したとは思えないほど、緻密で繊細な輝きを放つ鉱石。光の角度によって変化する色、結晶の規則的な形、そして静謐な美。手のひらにのせた瞬間、まるで“地球の時間”を感じるような感動がある。この記事では、そんな鉱石の世界に心を奪われた著…
幸田文とは? おすすめ本10選 1. 台所のおと(講談社文庫) 2. 木(新潮文庫) 3. 流れる(新潮文庫) 4. おとうと(新潮文庫) 5. 雀の手帖 新版(新潮文庫) 6. 黒い裾 7. みそっかす(岩波文庫) 8. 包む(講談社文芸文庫) 9. 精選女性随筆集 幸田文(文…
おすすめ本10選 1. きりのなかのサーカス(ブルーノ・ムナーリ/フレーベル館) 2. 夜と霧の隅で(北 杜夫/新潮文庫) 3. 霧の旗(松本 清張/新潮文庫) 4. 霧のむこうのふしぎな町(柏葉 幸子/講談社青い鳥文庫) 5. 夜と霧(ヴィクトール・E・フランク…
植物の絵本には、子どものためだけではない魅力がある。小さな種が芽を出し、枝を伸ばし、花を咲かせる。その変化を追う過程は、自分の成長を見つめ直すような時間にもつながる。この記事では、Amazonで買える植物がテーマの絵本を10冊厳選し、実際に読んで…
鏡は、ただ自分の姿を映す道具ではない。そこには“もう一人の自分”が潜んでいるかもしれない。鏡の向こうには何があるのか――その問いは古今東西の文学者や作家たちを魅了し続けてきた。この記事では、鏡が物語のカギとなる不思議な小説を、Amazonで今すぐ読…
きのこや胞子の世界を文学で味わう興奮、そして文体が変奏される読書体験の快感。そんな“フェチ”めいた読書を求めていた時期がある。ほんの小さな断片から世界が裏返る瞬間、言葉が別の呼吸をし始める感触。この記事では、実際に読んで強烈な印象が残った奇…
この世のものとは思えないほど、美しい女性が登場する小説がある。彼女たちはただ美しいだけではなく、時に狂気をまとい、死や幻想と紙一重の世界で生きている。この記事では、そんな“妖しくも儚い女性”が登場する日本文学の名作を10冊厳選した。今回はその…
子どもが一年でもっともワクワクする季節がやってくる。この記事では、実際に読んでよかったと感じた「幼児向けクリスマス絵本」を10冊紹介する。サンタクロース、ツリー、もみの木、プレゼント――絵本を読むだけで、家の中にちいさな魔法がかかったように空…
子どものころ、暗い廊下に漂う気配や、山道の奥でふと感じた視線に心臓が跳ねた経験はないだろうか。 大人になるとあの「見えないものへの想像力」は薄れていくけれど、日本の呪術や妖怪の本をひらくと、あの頃の感覚がじわりと蘇る。 都市の裏側に潜む結界…
ひとりぼっちのクリスマスを過ごす予定の方も、仲間と楽しく騒いだ方も、夜眠る前に聖なる気持ちになれるクリスマスにおすすめの本を紹介いたします。冷たい空気のなかでこそ味わえる心が清らかになる作品です。是非手にとってみてください。 聖夜 聖夜 (文…
命はずっとそこにあるもの。そう願いたいものですが、生まれた瞬間から死に向かっていくのは生命のさだめです。 悲しいことではありますが、残された人は自分に残された時間を懸命に生きなけらばなりません。そんな悲しい経験を乗り越えてこそ、自分の人生を…
海で一番おおきな生き物といえばくじら。頭から潮を吹きだし、群れを成して泳ぐ姿は海の王者。体は大きいですが、性格は優しく大人しく、人間と同じ哺乳類です。脳の大きさと知性は比例するといわれている通り、くじらには指導や学習、協力し合う力、計画性…
婚活や仕事などが思うように進まず、心の支えとしてラッキーアイテムを探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にオススメの本を3冊ご紹介します。 ラッキーアイテムとして宝石を探しにジュエリーショップに行くと、心がワクワクするよう…
人間はいつでも元気いっぱいがいい、なんて言われていますが、憂愁の気持ちにしみじみと浸るのも風情があるもの。 そのときそのときの気持ちを大切に、自分の気持ちの動きに身を任せるのが自然の在り方です。無理して笑う必要もないし、悲しいときはきちんと…
いつまでも子ども心を忘れずに、心のなかにおとぎの国をもっている大人は心の余裕にもつながり、優しい人になれます。今回は、少し心がささくれだったとき、ファンタジーの世界観がお好きな方におすすめの本を紹介いたします。是非手にとってみてくださいね…
ここ数年、日本でもハロウィーンイベントが人気だとか。夏が終わるとハロウィーングッズやお菓子がお店に並ぶようになりました。 子どもたちにとってもクリスマスとは一味ちがう楽しいお祭りハロウィーン。楽しみが倍増する児童書と絵本を厳選しました。ハロ…
ヨチヨチ歩く可愛らしい姿、じぃっと一点を見つめて空を見上げている姿、まんまるのおめめと素っ頓狂な表情。打って変わって、水の中では優雅にきびきびと泳ぐ様子。 そのギャップにも心打たれてしまうペンギン。子どもたちにも大人にも大人気のペンギンが登…
小さい子供の頃は、泣き喚けば周りの大人が何とかシてくれました。でもいつまでも、その手は使えません。あるときから自分で解決策を探って何とかやっていかなければならなくなるのです。そんな人生の試練に出会った子供たちの物語を3冊紹介しましょう。 『…
現代の私達は毎日食べるものに困ることもなく、贅沢さえ言わなければ生きていくことは、そう難しいことではありません。でもその食べていくというこにさえ毎日、悩む日々を過ごした人が、そんなに遠くない過去に存在したのです。そんな人々のたくましい生き…
大地にエネルギーを与えてくれる温かい太陽。「あの人は太陽みたいに明るい人だ」と人格を表すポジティブな比喩として使用されたり、日の出を拝んだり、太陽には誕生や活気溢れる象徴としてのイメージがあります。 「お天道様が見ているよ」というふうに、万…
古代の人が空を見上げ、星と星をつないで動物や人になぞらえた星座。季節によって形を変え、その日だけ輝きが強い星があったり。 人々は星空を見上げ物語をつくってきました。神話から発生した星座占いは毎日朝の報道番組で見かけるほど人気があります。そん…
何かを純粋にあるがままにとらえること、感じ、受け入れること。物事を理解するには自分のフィルターを通してしか判断できず、個人の体験によって受け入れ方も違うので邪念が入ってしまうもの。 恐いものは避けたいし、なるべく分かりやすく答えが分かるもの…
読書好きの方なら「プルースト効果」という言葉を聞いたことがあると思います。名作「失われたときを求めて」のなかで、香りとともに幼少期の思い出を思い出すというシーンから香りと脳は強いつながりがあり、人間の本能的な行動や記憶と強く結びついている…
夜空を見上げても、都会では星が見えず、わざわざ郊外に出かけないと星と共に夜を過ごすことができなくなってしまいました。天体観測が好きな方、ロマンチックな気分に浸りたい方におすすめの、ページを開けば輝く星に出会える本を紹介いたします。七夕以外…
光があるところには影がある。自分そっくりで、どこまでも追いかけてくる影。真っ暗闇では消える影。見えていなくても、自分が存在する限り、必ずそこに存在するもう一人の自分。今回は「影」をモチーフにした小説を紹介いたします。 「影をなくした男」 影…
果てしなく広がる宇宙。遠い空に想いを馳せて、ちっぽけな自分の存在を感じるも良し、ロマンに夢を描くのも良し。神秘的でどこまでも広がっていく無限の世界。手元にある本から宇宙に想いを膨らませてみませんか?文系の方でもすんなり読み進めることができ…