懐かしい
読書が趣味の方は古本屋さんに行かれる方も多いのではないでしょうか。新刊では購入できない時代を感じる作品や古びた装丁、細かい字にうっとりし、この本はどんな人に読み継がれてきたのだろうと想像して楽しむこともできます。ページのすみっこをこっそり…
いつまでも子ども心を忘れずに、心のなかにおとぎの国をもっている大人は心の余裕にもつながり、優しい人になれます。今回は、少し心がささくれだったとき、ファンタジーの世界観がお好きな方におすすめの本を紹介いたします。是非手にとってみてくださいね…
小学校時代を思い起こしてみると、そこには自分の無力さや、無知から思い知らされる絶望があったような気がします。そんな中でも自分なりに誰もが一生懸命過ごしていたのではないでしょうか。そんなほろ苦いような思い出を振り返ってみたくなる3冊を紹介し…
親友というものは一対一という関係ばかりではありません。それがもう一人加わって3人組になると、いっそう強力な関係性が築かれるのです。みなさんも小学生時代を思い出してみてください。仲良く遊ぶのも、悪いことをするときもなぜか3人組だったというこ…
幼稚園や保育園の、読み聞かせの時間に普段は騒がしい子供でも、じっとおとなしく聞いてくれそうな本というと次の展開が気になって騒いでいる場合ではないと思わせるお話でしょう。そんな本があれば、「静かにしなさい」なんて言わなくても自然に話に集中し…
田舎のおじいちゃん、おばあちゃんに会うと昔の遊びを教えてくれて新鮮な気持ちになりますね。昔はこういうことをするしかなかったんだよ、と自嘲気味に言われるけど、全然色褪せなくて楽しい遊びばかりですよ。 『植物あそび』 植物あそび (福音館の科学シ…
高度経済成長、東京オリンピック。海外旅行が自由化され、海外への関心が大きく広がった夢溢れる時代。カラーテレビが普及し、生活がどんどん近代化されていく一方、システムに飲み込まれていく人間性や精神的喪失感は現代とも通じるところがあります。そん…
知らない人の前で裸になること、身も心もきれいさっぱり洗い流すこと。日本ならではの文化、銭湯。現在、昔ながらの銭湯は少なくなってきて、おしゃれなスーパー銭湯や温泉施設が多いですが、銭湯ならではの親しみやすさや体がほぐれていく感覚は健在です。…
誰でも「初めて」の経験は心に残るもの。初めてだからこそ、上手くいかなくて、ほろ苦い経験をしたり、今が不満じゃないけれど、あの頃の不器用さを愛おしく思い出したり、幼かったころの情熱を思い出したり。読書を通じてあの頃の甘酸っぱい思い出にひたる…
「手紙」が物語のカギを握る小説といえば、誰もがまず思い浮かべるのは夏目漱石の「こころ」ではないでしょうか。 前半に登場した謎多き人物が、後半にその全てを手紙という形で独白する――その斬新な構成と展開は色褪せず人々を魅了し、今なお広く読み継がれ…
色んな料理があるけど、ふとしたときにやっぱり恋しくなるのがお母さんの味。定番だからこそ、心に染みる味を再現してくれるレシピ集を紹介いたします。 【おふくろの味 メニュー おすすめ本】なつかしい家庭の味・おすすめレシピ集まとめ 「ちゃぶ台ごは…
あなたは最近、手紙って書きましたか?メールやSNS全盛の世の中、なかなかそんな機会はないって人がほとんだと思います。でもあらたまって便箋を前に相手のことを想像しながら書くっていうのもいいものですよ。そんな自分を見つめ直すことにもつながる、お手…
世の中には人生の師とも呼ぶべき、おじいちゃんがいます。親よりも人生経験があり、しかも自分にとって肉親であるという条件は大きな要素でしょう。そんな大きな存在、祖父について書かれた名作を3冊ご紹介します。 『ハブテトルハブテトラン』 ([な]5-1)ハ…
自我というものが芽生えてくると、自分と他人とを区別することを覚え自分の視点、他人の視点というものが存在することを自覚していきます。いったん、こういう視点を持つと意外に他の見方というものをなくしてしまう傾向がありますね。そんなときに頭の柔軟…
友人というものは貴重なものですね。困ったときはときは励まし合い、嬉しいときは共に喜びあうことができます。そんな関係を描いた絵本を紹介します。 『ふたりはともだち』 ふたりはともだち (ミセスこどもの本) 著・アーノルド・ローベルがまくんを玄関の…
今回紹介したい本は「風の歌を聴け」。村上春樹小説です。 村上春樹と聞くと難しいというイメージがある人がたくさんいるかもしれません。ただ文字通りに解釈すればいいのです。 特にこの「風の歌を聴け」は村上春樹のデビュー作で、当時の時代背景が美しく…