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【おとぎの国 本】おとぎの国の意味がわかる。メルヘンなおすすめ童話集。

 いつまでも子ども心を忘れずに、心のなかにおとぎの国をもっている大人は心の余裕にもつながり、優しい人になれます。今回は、少し心がささくれだったとき、ファンタジーの世界観がお好きな方におすすめの本を紹介いたします。是非手にとってみてくださいね。

 

ポケットに色をつめこんで―イッツ・ア・スモールワールドのディズニー・アーティスト メアリー・ブレアの世界

ポケットに色をつめこんで―イッツ・ア・スモールワールドのディズニー・アーティスト メアリー・ブレアの世界

  エイミー グリエルモ、ジャクリーン トゥールヴィル(著) (フレーベル館)
 ディズニーランドのイッツ・ア・スモールワールドをつくった女性アーティスト、メアリー・ブレアのものがたり。ポップでキュート、世界の平和を願った夢のある世界。会社でも男性層にウケが悪かったカラフルな世界観はウォルト・ディズニーにやっとのことで見いだされ、現代でも小さな子どもたちから大人まで愛されるアトラクションとなったのです。イラストはニューヨーク・タイムズ紙の児童書ベストセラーとなった「ユニコーンのユニ」も担当したブリジット・バラガーが手がけています。

 

おとぎのかけら 新釈西洋童話集

 

おとぎのかけら 新釈西洋童話集 (集英社文庫)

 千早 茜(著) (集英社)
 ヘンゼルとグレーテル、みにくいアヒルの子、白雪姫、シンデレラ、マッチ売りの少女、ハーメルンの笛吹き男、いばら姫の七編のおとぎばなしを現代日本に置き換えた短編集。もともと子どもたちの教育のために書かれたアンデルセンやグリム童話集を作者なりにアレンジして本来の童話の意味を実感させてくれます。独特の毒気も多少ありますが「ほんとうは怖いグリム童話」よりも夢のある作品に仕上がっており、イラストも可愛らしい一冊です。

 

『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ

『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ

 角野 栄子(著) (KADOKAWA)

 「魔女の宅急便」をはじめ千冊以上の児童文学を届けてきた著者の

暮らしのエッセイ。幼いころに母を亡くし、戦争も体験し、ブラジルに移民をした経験もあるそう。いつまでも乙女心を忘れない82歳の現役作家。たくさんの本棚、イチゴ色の壁に囲まれて暮らす著者の衣食住を垣間見ることができます。明るく色鮮やかに生きるためのヒントがたくさんあふれた本です。

 

 忙しい毎日に振り回されているとき、自分のなかにいる子ども心を癒してあげるとふと気持ちが楽になります。ちょっとした生活の潤いのひとつとして読んでいただきたい本です。

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