みんな大好きなどうぶつの絵本。感動するものからユニークな絵本までピックアップしてみました。表情豊かなどうぶつたちのイラストにも注目して読んでみてくださいね。
ガラスのなかのくじら
トロイ・ハウエル&リチャード・ジョーンズ (著) (あすなろ書房)
ガラスのなかの世界しか知らなかったくじらのウェンズデー。なんなのかわからない「ブルー」に惹かれて未知の世界へと旅立っていく様子が描かれています。ほんとうの居場所を探している方におすすめの絵本です。なんだか居心地が悪いと悩んでいる大人の方にもおすすめです。最後のページにしかけがあり、心がすっと晴れていきます。
こひつじクロ (あたらしい世界の童話)
エリザベス ショー (著) (岩崎書店)
白い羊の群れのなかにいる一匹の黒い羊のクロ。牧羊犬のポロにものけ者扱いされ、ぼくも白くなりたいと願っていました。ところがある日、事件が起きてクロは大活躍します。みんなと同じでなくてはいいんだよと個性を生かすことにエールをおくってくれる作品。のほほんとした広い牧場と単純なイラストが飽きることなく、心を和ませてくれます。「スイミー」がお気に入りのお子さまにもおすすめです。
ひらがなどうぶつえん (えほん・こどもとともに)
関根 栄一 (著) (小峰書店)
ひらがなの名前で動物を形づくったおもしろ絵本。どうぶつをじっとみていると、どうぶつの名前の形になっています。カラフルでポップなイラストで、ひらがなを勉強中のお子さまにもおすすめの絵本。50音順にいろんなどうぶつたちが登場します。
すばらしい季節 (末盛千枝子ブックス)
ターシャ テューダー (著) (現代企画室)
農場で暮らすサリーちゃんは、四季のうつり変わりを自分の体で感じて生きています。春の草花、生まれたてのこねこ、ふわふわした子犬、果物の収穫。庭づくりで有名なターシャが描いた自然と動物たちに囲まれた牧歌的な生活。イラストのひとつひとつがポストカードにして飾っておきたいほどの可愛らしさ。あどけない少女の表情と紅潮したほっぺたにほのぼのさせられます。
どうぶつが大好きなお子さまへのプレゼントにもおすすめの絵本です。眺めているとどうぶつたちと戯れているようなヒーリング効果を感じさせてくれます。