天気が悪い日や、いやなことがあった日はカラフルな絵本を開いて元気をいっぱいもらっちゃいましょう。
色のもつパワーはとても大きなもの。ビタミンカラーは眺めているだけでもワクワクしてきます。
色と色の組み合わせ方は海外の絵本と日本の絵本では少し異なるもの。ビビッドなアクセントが効いた絵や、カラフルな色合いのなかにも調和がとれた絵など、画集として楽しむのもおすすめです。
ちいさなスリッパぼうや
マンフレッド・キーバー (著) (ほるぷ出版)
むかしむかし、妖精のぼうやがいました。自分の姿がだれの目にも映らないことを知ったぼうやは寂しい毎日を送っています。みんなに自分の姿をみてもらいたい、話題の人物になりたいと考えたぼうやは、市場からスリッパを盗みだし・・・。明るく、色鮮やかで透明感のあるイラストに魅了されるファンタジー絵本です。
はたけのにゃーこ
織茂 恭子 (著) (童心社)
のらねこの子猫、にゃーこは、お気に入りの畑でいつも一人で遊んでいます。自由にのびのびと、はしゃいでいる様子を畑のおじさんや近所の人々がやさしい目で見守ってくれています。のんびりとした和やかな空気と、おひさまの温かさがふってくるような色づかいの絵本。著者が畑で出会った子猫のおはなしだそうです。ページから飛び出してきそうな子猫の様子は眺めているこちらも笑顔になってしまいます。
E.T.
E.T.のえほん〈2〉さようなら、E.T. (E.T.のえほん (2))
メリッサ マシスン (著) (小学館)
公開から35周年を迎えた名作映画「E.T.」のお話が絵本になりました。まんまるとしたイラストが可愛らしく、映画を知らない子どもたちも楽しく読むことができます。
ある日、地球に現れたナゾの怪物E.T.と友達になった少年のひと夏の物語。E.T.が宇宙人だと分かり、大人たちはE.T.を利用するために捕まえようとして・・・。子どもたちの冒険と、生物の枠を超えた友情物語に胸が熱くなると同時に、もう一度映画がみたくなります。
英語と日本語が同時に書かれたバイリンガル絵本。英語を習い始めたお子さまにもおすすめです。
淡い色合いの絵本や繊細なストーリーも楽しいですが、エネルギーが余っている子どもたちにはカラフルな絵本が人気のようです。ストーリーもシンプルなので、幼稚園くらいのお子さまにも読んであげてくださいね。