ほんのむし

読書はみんなのサプリ

朝に読みたい。子どもの朝におすすめ絵本。

 朝は忙しい時間。お着がえに歯みがき、忘れ物がないかチェックしたり、子どもの面倒を見ながら自分の身支度も整えるお母さん、お父さん。そんな毎日に朝からぐったりしていませんか。

あれもこれもと考えて行動しなければいけないなか、子どもたちの他愛ないおしゃべりが勘にさわって「あとにして」「静かにして」と冷たく対応していませんか?今はかまってあげられない、そんなときはお子さまに朝読書の習慣をもってもらうのがおすすめです。興味のある本なら何でも構いませんが、今回は読書週間がないお子さまにおすすめの読みやすいものを選びました。是非参考にしてくださいね。

 

おうさまのたからもの

おうさまのたからもの (至光社国際版絵本)

 糟谷 奈美(著) (至光社)
おうさまは素敵な宝箱を持っていて、そのなかに入れるものはおうさまが自ら探し出さなくてはなりません。立派なマントと王冠をかぶり、町に出かけてお店をまわり、こだわりの作品を眺めたりするもののいまいちピンとくるものがありません。

やがておうさまは森のなかへ。動物たちとの出会い、満点の星空。そして出会った大切なもの。あなたのたからものはなんですか?たったひとつ宝箱に入れるとしたら何を入れますか?カラフルではっきりした色彩の絵本は小さなお子さまから大人まで楽しむことができます。愛する心を思い出させてくれる絵本です。

 

きょうがはじまる

 

きょうがはじまる

 ジュリー・モースタッド(著) (ビーエル出版)
 きょうはどんなお洋服で過ごそうか、どんな遊びをしようか、どんなおいしいものを食べようか。人生は選択の連続。どんな一日を過ごすのかはあなた次第!平凡だと思っていた毎日も自分の選択で刺激に変えられます。自立心と自由の選択を育むための参加型絵本。ぱぁっと気持ちが晴れやかになる自分の可能性を感じとることが出来る絵本です。おままごとが好きなお子さま、やる気がでないとお悩みの大人にもおすすめです。

 

おばあちゃんのおくりもの

 

おばあちゃんのおくりもの

 キャリー・ガラッシュ(著) (WAVE出版)
 いつもいっしょが当たり前。そんな傲慢な思いを覆してくれる祖母との別れを描いた絵本。アリーがいつもいっしょのウサギのぬいぐるみ「ちびうさぎ」はおばあちゃんの手づくりのもの。

ぎゅっと抱きしめた温かさはおばあちゃんのぬくもりと同じものだと気づきます。大切な人を突然失った悲しみを乗り越えて、本当に大切なものはずっと心のなかでいっしょにいてくれると気づきます。人の愛情を再確認できるやさしい絵本です。

 

 朝は脳が活性化する時間帯。集中力を育んだり、読書によるリラックス効果でゆとりあるスタートをきれるというメリットもあります。10分から15分、朝読書の習慣を予定に入れてあげてくださいね。たまには一緒に「朝絵本」を楽しんでください。

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