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めんどくさがりやさんにおすすめの本

 チャットをするにもボイスチャット、本を読むにもオーディオブック、食事もコンビニ弁当で済ましてしまう。好きなことばは「便利」「簡単」。生活の基盤がどんどんIT化されていって、自分の身ひとつで何でもできるという人が若い人を中心にどんどん少なくなっていっているそうです。
 どんどん生活が便利になって、自分の労力を使わないですむのは一方では時間の効率化や万人向けするアイテムを生み出したりと良い面もありますが、やはり自分で考えて判断する思考力がなくなるもの。
 ある実験では、オーディオブックと紙の本では脳の使い方が異なり、理解度が大幅に変化するとの結果がありました。聞き流すだけのオーディオブックは他人が読んでくれる分、自分の経験や考えを投影することができず、わからないところも戻って読み返すことができないことから、消耗品としての価値しか得られなかったということです。
 やはり自分の能力を高めるためには、五感を刺激しながら生活する必要がある様子。何をするのも「めんどくさい」と言っていては何も作り出すことができません。
 今回はそんなめんどくさがりやさんを卒業するための本を紹介いたします。

 

「めんどくさい」がなくなる本

「めんどくさい」がなくなる本

 鶴田 豊和 (著)
 喜怒哀楽・妬みに次ぐ第六の感情「めんどくさい」という気持ち。行動心理コンサルタントとして活躍する著者による行動・人間関係・その他なにもかもの「めんどくさい」対処法を解説してくれます。
 毎日グダグダして無駄に一日を過ごしてしまい、自己嫌悪に陥ってしまうという方におすすめの一冊。めんどくさいという誘惑に打ち勝つ強い心を手に入れることができます。考える前に行動を起こすきっかけとなると評判です。

 

「めんどくさい」がなくなる脳

 

「めんどくさい」がなくなる脳

 加藤 俊徳 (著) (SBクリエイティブ)
 課題をついつい先送りにしてしまう、新しいことにチャレンジすることが苦手、人づきあいがめんどくさいというのは、そもそも脳がめんどくさがりやという特性を持っているからだそう。脳科学者の著者による、めんどくさがりやの脳をその気にさせてやる気スイッチを押してくれる本。とりあえず理屈から入りたい、めんどくさがりやの自分をコントロールしたいという方におすすめです。

 

「めんどくさい」がなくなる100の科学的な方法

「めんどくさい」がなくなる100の科学的な方法

 菅原 道仁(著) (大和書房)
「名医のTHE太鼓判」をはじめ、数々のテレビ番組に出演する脳神経外科医による三日坊主ややる気が続かない、行動できないというめんどくさがりを脱出するコツが書かれています。口癖で「あとでやる」とつい言ってしまう方は必読!
 やる気をそがないために必要な休息の仕方、朝時間の有効利用、自分の思考のクセをしる方法など習慣を変えることによって自分を変えていく方法が具体的に掲載されています。

 

 なにもかも「めんどくさい」といってチャレンジしないのは、新しい出会いを手放すのと同じこと。わかっていても抜け出せないとうジレンマに陥っている方が、この本をきっかけに積極的に行動に移せる手助けとなればうれしいです。

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