しくしく
お父さんお母さんも感動したティラノサウルスシリーズ 2019年15周年を迎えたティラノサウルスシリーズ。父子の愛や友情を描いた愛の物語のシリーズ絵本です。全部で15冊出版されており、アニメ映画化もされている人気作品。 乱暴もので嫌われ者のティラノサ…
子供の頃は、子供に限らず大人になってからも自分ばかりこんな目にあって、神様はひどい!なんていうことを発言するひとを見かけます。でもね、今回ご紹介する本を読んだら、そんなことは言えなくなるでしょう。 『あのころはフリードリヒがいた』 あのころ…
ストレスがたまっているとき、涙を流すことはリラックスするひとつの方法だとか。「涙活」といって泣ける映画や泣ける本というのが一時ブームになりました。前向きなことは大切なことですが、いつどんなときでも元気いっぱいでいられるわけではありません。…
失恋をすると心に大きなダメージを受けます。大好きな人を思いだしては涙し、食欲もなくなってしまうことも。人を愛するということはとてもエネルギーがいるもの。そして、そんな大切な人に自分を拒絶されてしまうということは、まるで自分の存在価値がない…
いかにも感動させよう、涙させようと書かれた本はなんだか興ざめしてしまうという方におすすめなのが児童書や絵本。作者には読み手である子どもに向けてのやさしさがあり、どんなとらえかたをしても良いように、そして丁寧に心情を描いています。 今回は親子…
医療ミステリーのブームからどんどん医療小説に人気が集まった昨今。「チームバチスタ」や「神様のカルテ」などのヒューマンドラマから悪徳病院、モンスター患者、高齢化問題、医師の長時間勤務など現実に問題となっている医療環境をテーマにした作品が次々…
愛する人や慣れ親しんだ土地と離れるとき、寂しくて愛おしくて、別れることがこの世の終わりのような気持ちになります。新しい出発への不安がその想いに拍車をかけ、ずっとここに留まりたいと思うこともあるでしょう。それでも生きている限り、出会いと別れ…
近年の柴犬ブームや携帯電話のCMでアイドル犬が登場し、可愛らしい姿が子どもたちにも大人気のワンコ。今回は、犬が大好きなお子さまにおすすめの犬が大活躍する児童書を紹介いたします。マンション暮らしやアレルギーなどでペットが飼えないというご家庭…
みなさんは小さい頃に犬や猫が飼いたいと親にねだったことはありませんか。返ってくる返事は、どうせ世話をしないだろうとか、死んだときに悲しいからやめておけとか言われますよね。でも、今回紹介するようなストーリーがその後に待ち受けているとしたらど…
悲しいことがあると胸がしめつけられるように痛む。事故や怪我、病気によって身体が痛む。 痛みというのは人間にとって不快なものですが、一方で危険を知らせる大切な役割があります。乗り越えられる急性の痛みもあれば、慢性的に悩んでいた痛みも人との触れ…
誰かといつも一緒が好きという人もいれば、一人が好きという人も。常に周りに人がいると煩わしいというタイプの人もいます。 人に囲まれているのは楽しいですが、時には一人の時間を堪能したいというときもあるでしょう。孤高のヒーロー、一匹狼という言葉に…
現代の日本はとても平和で生きるか死ぬかといった貧困とは無縁の世の中になりました。昨今、マスコミで取り沙汰されている貧困云々とはレベルが違う壮絶な状況が過去には確かにあったのです。そんな時代に心をはせて現代の我々が置かれている僥倖を噛み締め…
生きているとキレイごとばかりではすまされず、病や死、天災、大切な人との別れなど、どうしても理不尽なことが襲い掛かってきます。人間は生きていく上で、生存意味を求めがちですが、そもそも生きていること自体に意味はないという考え方が実存主義の考え…
女性に備わっている子どもを産み育てる資質である「母性」、子どもを無条件に愛するといったイメージがあります。女性だから、母になったからというだけでは母性はないと私は思っています。 現実的には自分の子どもを虐待する親もいるわけで、血がつながって…
人々は王族や貴族などの上流階級の人達をみて羨ましいなとか変わってくれないかな、なんて思ってしまいますが、実は内情は結構キツイものがあったりするのです。そんな人の上に立つものの苦労を描いた作品を紹介します。 『ムギと王さま』 ムギと王さま―本の…
近年、メディアを賑わすようになった「不倫」の話題。老若男女、どのような立場の人であっても「不倫」をスクープされようものなら、たちまち周囲から集中砲火が浴びせられます。「不倫」は確かに倫理的に問題があることです。しかし、過去の文学作品から「…
怒りという感情は、ある種、人を狂わせ冷静な判断を阻害する強力な力を持っています。あとから考えると何であんなことやってしまったんだろうと思えることでもそのときは溢れるエネルギーに抗うことはできないものです。そんな感情が激流のように流れる作品…
今回私がおすすめする本は河出書房から出版されている、マスードの戦いです。マスードという名前を聞いてもいまいちピンとこない人が多いかもしれません。 しかし、彼は紛れもない歴史に名を残すほどの英雄なのです。この本は2001年の彼の死の直後に出版…
死刑制度について、メリットや問題点は何か。 世界と日本はどうなのか。答えが見えない、様々な意見があります。 今回は死刑制度がテーマの本を三作ご紹介します。 どの本も、読んだ後に「死刑制度」について、自分ごとに考えるきっかけになれる本です。 ま…
ぜひ、女子大学生、女性社会人、または主婦の皆さんにぜひ読んでもらいたい、おすすめの新選組小説4冊をご紹介したいと思います。 何故、女性限定でおすすめするのか? それはこれらの本は、読んだら新選組隊士に恋をしてしまう、とっくの昔に死んだ人達な…
私が目が腫れる位泣いた本のオススメ、ベスト3を紹介したいと思います。私自身は主婦ですが、社会人、大学生、男性、女性関係なく、すべての世代の人、性別問わず、自信を持ってオススメできる泣ける本です。 1.永遠の0~ゼロ~・百田直樹 永遠の0 (講談…
今回は何となく気分がのらない、感動する本をゆっくり読みたい… そんな方におすすめ本3冊紹介します。 どの本も読みやすいので、読書が苦手な方にもおすすめです。 「君は月夜に光り輝く」 君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫) 一冊目は佐野徹夜さん…
横山秀夫の小説『出口のない海』は、太平洋戦争中に日本の秘密兵器として使用されていた「回天」という人間魚雷について知るために役立ちます。 多くの戦争映画や本だと、神風特攻隊が乗った零銭が登場するのですが、『出口のない海』は海の特攻にフォーカス…
つい、独りぼっちになると、「なんで自分ばかり辛い人生を送っているのだろう?」と思ったことはありませんか? そのことについて、「そんなことはないし、皆がたのしいばかりの人生を歩んでいるわけではない」ということに気づかされるおすすめ本を3冊紹介…
今回は「ロマン主義文学」の名作3選を紹介します。 初心者の方にも読みやすいのでおすすめです。 どの本も好きな本ランキングの常連本でもあるので、良い教養になるかと思います。 スタンダール『赤と黒』 赤と黒(上) フランスの文豪スタンダールの代表作…
世の中には奇書というものが発刊されています。日本においては、奇抜・不可思議なアイディアや設定を取り入れた本のことであり、主にミステリー関係の書物を指すことが多いようです。 日本三大奇書と呼ばれるものに夢野久作「ドグラ・マグラ」、小栗 虫太郎…
1978年に芥川賞を受賞した宮本輝の小説『泥の河』を読むと、昭和30年代でまだ戦争の焼け跡が残っている大阪の暮らしがよく分かります。 蛍川・泥の河 (新潮文庫) どんな本か 小説の主人公は大阪湾に注ぐ川付近で暮らす、小学2年生の男の子です。終戦後、満州…
私が今回おすすめする小説は、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」です。 この小説は今から50年以上前にアメリカで発表された小説ですが、映画化されたり、日本でもドラマ化されています。 アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV) 氷室…
社会人は勿論として大学生でもストレスが溜っているという人は多いでしょう。ストレス社会と言われる現代社会においてストレス発散は重要でその1つの方法が泣くことと言えます。 涙には浄化作用があり泣くことでスッキリしますよね。そんな訳で泣ける小説を…
沼田まほかるさんの本を始めて読んだのは、「九月が永遠に続けば」でした。 九月が永遠に続けば (新潮文庫) そして、それは物凄く話題になるだけの本だったのですが、個人的にはこの「ユリゴコロ」の方が数百倍の衝撃を受けました。それほど、この本は凄い内…