エッセイ
色川武大(阿佐田哲也)の文章は、立派さより先に、息づかいが来る。負けや弱さを飾らず、なのに人間を嫌い切らない。その温度が欲しい日に、入口を迷わないためのおすすめと作品一覧をまとめた。 色川武大(阿佐田哲也)を読むための小さな地図 小説・私小…
片岡義男の文章は、出来事の大きさより、街の空気と会話の間合いで心を動かす。恋愛も旅も、感情を説明しすぎず、速度と手順に預けて進む。その代表作から近年の生活感の濃い本まで、人気どころを順に30冊まとめた。 片岡義男の人物・作風 まず押さえたい小…
長嶋有の小説は、家族や友人の会話がふと途切れる瞬間に、世界の温度差を立ち上げる。作品一覧を眺めると、軽さの裏にある痛みと、批評へ伸びる視線が一本の線でつながっている。どこから読めばいいか迷う人へ、入口になりやすい順に30冊を並べ、読み味の違…
吉本ばななの作品一覧を前にすると、どれから手を伸ばすかで迷いがちだ。結論は単純で、まずは代表作の「喪失の手当て」を体で覚えてから、夜の深い側へ潜るのがいちばん気持ちいい。本稿は人気どころの入口を示しつつ、手触りの違う30冊を厚めに紹介する。 …
日常に潜む「ズレ」や「違和感」を鋭く描き出す作家・村田沙耶香。『コンビニ人間』で芥川賞を受賞して以来、国内外で熱狂的なファンを獲得してきた。奇抜でありながら、どこか人間の根源を優しく見つめるそのまなざしに魅了される読者は多い。この記事では…
お笑い芸人の文章は、ときに小説家より鋭く、ときにエッセイストより優しい。この記事では、Amazonで買える芸人著作の中から、実際に読んで「これは強い」と感じた10冊を紹介する。読書芸人ブームで脚光を浴びた又吉直樹だけでなく、独自の人生観を持つ芸人…
幸田文とは? おすすめ本10選 1. 台所のおと(講談社文庫) 2. 木(新潮文庫) 3. 流れる(新潮文庫) 4. おとうと(新潮文庫) 5. 雀の手帖 新版(新潮文庫) 6. 黒い裾 7. みそっかす(岩波文庫) 8. 包む(講談社文芸文庫) 9. 精選女性随筆集 幸田文(文…
ギャンブルそのものは怖い。でも、ギャンブルを題材にした小説やエッセイは、人間の本音・欲望・運と戦略の綾がむき出しになっていて、他のジャンルにはない圧倒的な読み応えがある。 この記事では、実際に読んで「これは人間ドラマとして強い」と感じた名作…
心強い先輩たちの老後について考えさせられる本 「人生100年計画」「老後資金が足りない」など不安を煽るようなニュースが毎日のように報道され、大きくため息をついてしまいそうですが、せっかく生きていられるなら最期まで自分らしい生活を送りたいもの。 …
大人のための上質な時間 何をするにも面倒くさくなってしまったり、毎日の食事のメニューを考えるのもイライラしてしまう…そんなときは心がやさぐれだって潤いが足りていないのかもしれません。 どうせやらなくちゃいけないことは、自分自身も気持ち良く周り…
「好きなエッセイ本」によくリストアップされている名作 どんよりと気持ちが落ち込んだとき、少し生活に疲れがたまってきたときに読むと心が穏やかになるエッセイを紹介いたします。 女性が書いた作品は生活に根づいたエッセイが多くあります。その暮らしぶ…
インターネットのニュースサイトでも度々トピックとして取り上げられる“TVドラマ”。内容もキャストも質が高く、時には社会的なブームを巻き起こすこともありますよね。私がおすすめしたいのは、そんな“連続ドラマ”を生み出し続ける脚本家たちによるエッセイ…
世の中には、「日本人としてこうあるべきだ」とかいい年をした大人がそんなことをしてはいけないなんていう言葉が溢れかえっています。でもたまにはそういう常識というものを疑ってみてはどうでしょうか。そんな頭を柔らかくしてくれる3冊をご紹介します。 …
今は淡々とした生活を送っているけど自分だって昔は燃えていた時期があるんだ。そんな内にくすぶっている感情を思い起こさせてくれる本があります。 『プレーンソング』 プレーンソング (中公文庫) 著・保坂和志つきあっていた女の子と一緒に暮らすためにア…
マイペースで気まぐれで、つれない時もあるけど、時々甘えてくるのが可愛くて。猫はペットと呼ぶよりは“大切な家族の一員”と呼ぶ方がしっくりくる方も少なくないのではないでしょうか。 そんな猫好きにとってはたまらない、愛猫について書かれたエッセイ本を…
エッセイというと、小説など創作ものと違い、作者その人の私生活や考えがそのまま書かれていて面白いですね。 ミステリー作家として有名な方が、意外とフランクな性格だったり、生活のにおいが感じられて身近になったり。そんなエッセイの中からオススメの3…
読むほどに、当たり前の日常を楽しみたくなる本があります。ジャンルはノンフィクションのエッセイ。著者が、日々の記録をまとめた本です。世の中にはこのジャンルの本はたくさんあります。その中で、自分もこんな暮らしをしたいなあと思った本を4冊紹介し…
エッセイ……それは作家の登竜門。作家にとってエッセイというのは大事なもので、エッセイ連載を持つ作家は食いっぱぐれない……なんて都市伝説もあるほどです。 日常を面白く描けてこそ小説家!逆を言えば、エッセイが面白い作家は、小説も面白い(ハズ)! と…