大人のための上質な時間
何をするにも面倒くさくなってしまったり、毎日の食事のメニューを考えるのもイライラしてしまう…そんなときは心がやさぐれだって潤いが足りていないのかもしれません。
どうせやらなくちゃいけないことは、自分自身も気持ち良く周りに喜んでもらえるように取り込みたいもの。
そんな疲れがたまっているときこそ、日々を丁寧に暮らすことが必要です。
今回は大人のための上質な時間を送るヒントがつまったエッセイ集を紹介します。
毎日の生活にきらめきを与えてくれる本です。
パリ―東京 今日、今を生きる美しい人 島田順子
島田 順子 (著) (集英社インターナショナル)
ファッションデザイナーとして現役で活躍されている島田順子さんのロングインタビューを書籍化したもの。
パリと東京に拠点を置き、どこにもとどまらずに自由に生きる姿はとてもチャーミングで自信とたおやかさを感じさせてくれます。
素敵なインテリアや日々の食卓までセンスに富んだ小物がたくさん!写真がたくさん掲載されているので、島田さんの暮らしぶりをのぞいているかのような光悦感にひたれます。
高峰秀子 暮しの流儀 (とんぼの本)
高峰 秀子 (著) (新潮社)
映画「二十四の瞳」や「浮雲」など出演作品は300本を超える昭和キネマの大女優、高峰さん。女優業を引退してからも随筆家として活躍されていました。
こちらは引退後の高峰夫妻のちいさな家に改装したときの写真集とエッセイ。
上質で質素な暮らし、家族や猫を可愛がる優しさ、趣味の食器や小物などのコレクションなどが掲載されています。
食器の使い方、花の生け方ひとつでこんなにも暮らしが優しくなるんだなと心が温かくなる一冊。参考にしたい丁寧な暮らしがここにあります。
すきが いっぱい
マーガレット・ワイズ ブラウン (著) (フレーベル館)
すきなものはありますか?くるま、列車などの物質だけではなく、星や光、人間から動物まで自分が自信をもって「すき」といえるものがどれだけあるでしょうか?
忙しい毎日に翻弄されているときは、「すき」の気持ちを見て見ぬふりをしているときかもしれません。
一度立ち止まって、子どものころのように「すき」と正直に胸をはっていえる何かを探してみませんか?
繰り返しが心に響く子どもから大人まで楽しめる絵本です。
余裕のある大人は誰が見ても憧れるもの。なんだかこの人は魅力的だなぁと思う人は、大好きなものに囲まれて毎日を自分のために一生懸命生きていてパワーを分け与えてくれます。
そんな人たちの暮らしをヒントに、充実した日々を過ごしてくださいね。