北欧デザインのブーム、ヒュッゲ。北欧は教育も福祉も整っていて、労働時間も少なく、人々は幸福に暮らしているという良いイメージを抱いている方が多く、ここ数年北欧関係の本が何冊も出版されています。
マジメすぎて頭の固い日本人は、なかなか有給もとることができず、罪悪感にかられながら休日を過ごすという方も多いのではないでしょうか。
今回は、北欧の暮らしから幸福に暮らせる方法を学べる本を紹介いたします。仕事に追われて疲れてしまった方に手に取ってもらいたい本です。
限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?
限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか? (角川書店単行本)
マイケル・ブース (著) (KADOKAWA)
社会福祉が整っていて、長時間労働をしないで幸福度を保っていられる理想郷のような北欧。「英国一家、日本を食べる」で日本人以上の日本観察力を持ち、独特のユーモアで読者を巻き込んだトラベルジャーナリストのマイケル・ブースによる北欧の生活の偵察記録。
デンマーク、アイスランド、ノルウェー、フィンランドなど北欧諸国を旅しながら、歴史や経済、文化人類学、街頭実験など様々な視点から独自の視点で文化論を展開します。北欧に対する美化されたイメージを覆される現実的な考察。
北欧に興味がある方や、日本人にも共通する北欧気質を知りたい方も気軽に楽しめる本です。
fika(フィーカ)世界一幸せな北欧の休み方・働き方
fika(フィーカ)世界一幸せな北欧の休み方・働き方 (veggy Books)
芳子ビューエル (著) (キラジェンヌ)
北欧ワークライフデザイナーとして、北欧ブランドの輸入業をされている著者によるライフスタイルの変更が提案された本。あくせく働くことに目の前がいっぱいになってしまい、ついつい余裕をなくしてしまうマジメでうまく休みをとれない人におすすめの本。
自分にとって幸せとはなにか、仕事中でもプライベートでも意識の使い方ひとつで幸福度は変えられます。働き方改革で戸惑いを覚えているワーカホリックさんにも読んでほしい一冊。ポジティブに休みをとることができ、肩の力を抜いて仕事に取り組めるようになります。
マイタイム 自分もまわりも幸せになる「自分のための時間」のつくり方
マイタイム 自分もまわりも幸せになる「自分のための時間」のつくり方
モニカ・ルーッコネン (著) (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
仕事・子育て・介護など家族の世話をする人こそ自分のために投資をする時間「マイタイム」を意識的にとることが幸せへの近道というフィンランド式幸福論の提案。フィンランドでは日本より10年早く少子高齢化が進み、忙しい時間を過ごしているのに、世界幸福度ランキングでは1位をキープしています。
上手な時間のやりくりをし、自分を押し殺さないこと、バランスよく回していくことが大切とのこと。分かっていてもなかなかできない時間に追われてしまう生活。長時間労働や完璧な女性像に振り回されている方こそ読んでほしい一冊です。
北欧と日本では、まだまだ社会環境が異なり、このままそっくりマネをするわけにはいきませんが、心のゆとりはいつでも持っていたいもの。一日のうち数分でも、自分だけの時間を意識的にもつことから、ひとりひとりの幸福度を高めていきたいですね。