怖い
日が沈んだあとにまったりと読みたい怪談話を用意いたしました。 どの話も短編で短いので読みやすいです。 ホラー好きの方、民俗学に興味がある方に手にとっていただきたい本です。背筋がぞっと凍るような静かな物語をご堪能ください。 真夏でなくても、修学…
引きこもりで生きているのでない限り、人間は他人と関わって生活しなければなりません。その中では、どうしても気の合わない人というのは存在するものです。そういう人間関係の中で自分は傷ついているなと自覚しだしたら読んでほしい本があります。 『「つな…
人間の欲望にはさまざまなものがあります。その欲というものを全面に出した作品を3冊、ご紹介します。 『女獣心理』 女獣心理 (講談社文芸文庫) 著・野溝七生子美しくも陰りのある女神征矢と美術学校で同窓だった沙子、沙子の婚約車の塁の3人を軸に係る恋情…
幽霊は怖いけど、本当に怖いのは人間ですね。そう心から思える読み応えのある本を紹介します。どれも人間の真の姿に迫っていて考えさせられる内容ですよ。 『黒と茶の幻想』 [まとめ買い] 黒と茶の幻想 著・恩田陸りえこ、節子、あきひこ、蒔生の学生時代の…
探偵といえばシャーロック・ホームズ、最近で言えば名探偵コナン、金田一耕助が思い浮かびます。でもそんなコテコテの探偵じゃなくても、肩肘張らずに事件を解決してくれる方が親しみが持てますね。そんなちょっと変わった“探偵”が登場するお話を紹介します…
推理小説じゃなくても読んでてドキドキする物語というジャンルがあります。一見、そうは見えないかもしれませんがこの3冊をホラー小説というくくりでまとめてみました。 『嵐が丘』 嵐が丘 (新潮文庫) 著・エミリーブロンテヨークシャーの屋敷、嵐が丘を舞…
ニュースで悲惨な事件を目にすることがありますが、 こういった人たちも何気ない人間関係のズレであったり、細かい環境の変化によるものだったのかもしれません。 今回は、そんな悲惨な状況を描いた本をご紹介します。 『ねじまき鳥クロニクル』 ねじまき鳥…
自分にはそんなドラマみたいな状況は良しにつけ悪しきにつけ起こらないよ。そう高をくくって人生を送っている人はいませんか。ここの小説に出てくる人たちもそう思ってたけどある日突然という感じだったのかもしれませんよ。 『悪人』 悪人(上) (朝日文庫) …
皆さんは悪女というとどんなことを思い浮かべますか?菜々緒さん、妖艶な微笑、放縦な欲望、男を破滅させるファム・ファタール(運命の女)、美しくも残酷な魔性の女性たち……。こんな女性は許せないと思う人がいる反面、ちょっぴり憧れてしまうなんて人もい…
怖いものや恐ろしいものには、どこか人を惹きつける魅力があります。小説の世界でもホラー小説や怪奇小説は人気ジャンルの一つで、一大勢力をを築いていますよね。今回はそんな怪奇色の強い小説の中から、文芸というよりは文学に寄ったセレクトで三作品ご紹…
はじめにことわっておきますが、私自身はノストラダムスの大予言をまったく信じていません。また、ここで取り上げる4冊の本は、1冊をのぞいて予言に対しては批判的な立場をとっています。 「トンデモ ノストラダムス本の世界」 トンデモ ノストラダムス本の…
私がオススメする犯罪ノンフィクションを3冊紹介します。社会人にも読み応えのある、濃い本を紹介しますね。 どの本も名著です。 「消された一家―北九州・連続監禁殺人事件」 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫) (豊田 正義)私は、犯罪モノ…
『掏摸(すり)』 掏摸(スリ) (河出文庫) 中村文則 本書にはかなり濃厚な性描写が含まれています。自分にはまだ早い、あるいはそんなもの読みたくないというあなたにはお勧めできません。目を覆いたくなるような暴力シーンもあります。殺人もあり、平気で…
女はいつもしたたかで美しく、それでいて儚い…のか?「女って、…こんなにやばいの?!」本日は、そんな気持ちにさせてくれる、女の「怖さ」と「美しさ」を知れるおすすめの本を3冊紹介したいと思います。 神様のボート/江國香織 神様のボート (新潮文庫) 昔…
私は小さい頃からホラー映画や妖怪大百科に始まりホラー小説が大好きでした。人一倍怖がりなのに、どうしてそういう話に魅せられてしまうのかは分かりません。 そんなホラー小説好きな私が、大学生にも、社会人にも、自信を持ってオススメできる。 凄く怖い…