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【ドキドキする ホラー小説】心が揺さぶられるおすすめ本3選

推理小説じゃなくても読んでてドキドキする物語というジャンルがあります。
一見、そうは見えないかもしれませんが
この3冊をホラー小説というくくりでまとめてみました。

 

『嵐が丘』

嵐が丘 (新潮文庫)

著・エミリーブロンテ
ヨークシャーの屋敷、嵐が丘を舞台に繰り広げられる、孤児ヒースクリフの愛憎に満ちた復讐劇です。
自分を虐げた若主人を破滅においやり、慕っていた幼馴染キャサリンを奪った男の妹を誘惑します。
1847年に原書が出版されて、20世紀に入ってから評価が高まった長編小説です。ヒースクリフのエゴイスティックで破滅的なところに惹かれます。
でも実際のそばにいたらちょっと引きますけどね。復讐を果たすためならどんなことでもするヒースクリフのアンチヒーローぶりにひかれる現代人も多いでしょう。

 

『ぼくのゾンビライフ』

ぼくのゾンビ・ライフ

著・S・G・ブラウン
居眠り運転で交通事故を起こしてしまった32歳妻子持ちのアンディ。目が覚めるとゾンビになっていましたそんな面白い設定です。
終始ゾンビ目線で物語が綴られていて、人間と同じように悩んだり笑ったり、恋をしたり他のゾンビとも仲良くなります。
人間たちとも共存しようとするのですが、そこはうまくはいきませんね。アンディはゾンビなのにいろんなことに奮闘していて、いつのまにか彼に感情移入している自分を発見するでしょう。
面白いのは自分の腐敗臭を気にするゾンビのアンディが悩み戦い、恋もするという前代未聞の小説です。

 

『悪の教典』

 

悪の教典〈上〉 (文春文庫)

著・貴志祐介
主人公はハスミンこと蓮実聖司。晨光学院町田高校の英語教師で、その爽やかなルックスと優れた理解力判断力で生徒はもちろんのこと職員やPTAからも抜群の人気と信頼を得ています。
しかし彼の本当の姿は邪魔者はためらうことなく排除する反社会性人格障害の殺人鬼なのです。
上機嫌になるとフクモリタートの口笛とともに恐ろしい殺人を繰り返していきます。
そんな彼の裏の顔に徐々に気づき始めた生徒や教師ですがとんでもない事件が巻き起こっていくのです。
2012年映画化され世間を騒がせたサイコホラーの傑作です。悪魔か怪物であってほしい、存在しないことを願いますね。

 

展開にドキドキするというよりは、深層心理に入り込んで
心臓をグッと握られるようなドキドキ感ですね。
そういうのもたまにはいいものです。

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