教養
戦争を知らない世代にとって、「命の重さ」を真正面から描いた物語はそう多くない。百田尚樹の『永遠の0(ゼロ)』は、そんな現代人の心に深く突き刺さる一冊だ。この記事では、実際に読んで感じた“生きるとは何か”という問いとともに、この作品の魅力を徹底…
美しいものを「美しい」と感じる力――それが審美眼だ。 外見的な華やかさではなく、心の奥で揺るぎなく感じる“本物の美”を見抜く感性こそ、時代に流されない価値を持つ。 この記事では、実際に読んで心を震わせた10冊を紹介する。文学・哲学・芸術・日常の美…
この記事では、Amazonで買える池田晶子のおすすめ本を厳選して紹介する。哲学の学術用語を捨て、日常語で「考えること」へ直に誘う書きぶりは、迷いがちな思考を芯から整える体験になる。自分も初読で文字通り夜更かしするほど引き込まれ、世界の見え方が変…
荒れ狂う海、酒と歌、そして自由。少年時代に「ワンピース」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」に心を奪われた人なら、あの胸の高鳴りをもう一度味わいたくなるはずだ。 実際に読んでみて、海賊小説の醍醐味は“海を渡るロマン”と“人間の欲望と誇り”が交錯す…
シンガーソングライター、イラストレーター、映像作家としてマルチに活躍する米津玄師さん。ドラマ『アンナチュラル』の主題歌「Lemon」で一躍国民的アーティストとなったが、その才能の原点には本との出会いがある。自分も実際に読んでみて「なるほど、彼の…
心が苦しいとき、最新のビジネス書や自己啓発書よりも、二千年以上前の古典が驚くほど刺さることがある。古代の人々も同じように悩み、迷い、挫折し、ときに自分を見失いながら生きていたからだ。この記事では、実際に読んで心が軽くなった「人生に効く古典…
文字がなくても物語は語れる。むしろ、言葉に縛られないぶん、自由に世界を広げられる。 この記事では、Amazonで購入できる「文字のない絵本」を10冊厳選して紹介する。 ページをめくるごとに、登場人物の感情や物語の展開を“自分でつくる”読書体験。 親子の…
天狗――山に住み、風を操り、時に人を戒める異界の存在。日本各地の伝承や修験道、文学の中でさまざまに姿を変えながら語り継がれてきた。この記事では、天狗をテーマにしたおすすめの本を10冊紹介する。民俗学的研究から児童文学、絵本、古典作品まで、天狗…
ロマン主義文学は、理性よりも感情や個人の内面を大切にし、幻想や情熱、自然や神秘への憧れを強く表現した文学潮流だ。自分も実際に読んで、胸を打たれる瞬間が多くあった。本記事では、その魅力を感じられる名作10冊を紹介する。初心者でも読みやすい作品…
古典文学は、数十年ではなく、数百年単位で読み継がれてきた“世界的ベストセラー”だ。読む前はむずかしそうに感じても、ページを開くと、人間の欲望や迷い、愛、孤独といった普遍的なテーマが、驚くほど鮮烈に響いてくる。この記事では、実際に読んで心を揺…
楽しみながら英語が上達できる本 オリンピックの開催も決まり、どんどん日本にも外国人の姿が増えてきました。この機会に、日本を愛してくれる方と積極的にコミュニケーションをとりたいのにいざとなったら英語がでてこない、恥ずかしいというシャイな人はい…
子どものうちから気をつけたい!マナーが身につく本 大人になってマナーが身についてないと非常識だ、育ちが悪いなどと悪評がたってしまいます。 マナーは決して型苦しいものではなく、正しいマナーは利に適っていて何をするのも美しくスムーズに物事を進め…
戦争は悪いもので、悲しく、悲惨なものだから防がなければならない。たしかに言葉ではその通りで否定のしようもないのだけれど経験がないと、実感としてはなかなかしっくりこないものです。そんな戦争体験のない人にも、ありありとその気持が伝わってくる3…
太平洋戦争(大東亜戦争)が終わって早70年、だんだん戦争の記憶は人々のあいだから薄れてきていますがそれでも広島・長崎の原爆投下という大事件は風化することなく現代に語り継がれています。 『八月の光』 八月の光 (光文社古典新訳文庫) 著・朽木祥1945…
先人の知恵というと古い考えという印象があるかもしれませんが、現代より過酷な環境で強く生きてきた人たち、この時代を切り開いてきた人たちの話を聞くことは、今後の人生を生きていくうえで子どもたちの大きな力になってくれると思います。 道徳を学ぶうえ…
文化人類学とは、伝統的な風習を守る部族社会から現代的な地域社会まで、世界のさまざまな社会や地域で日常的に行われている文化的な活動について共に生活したり、現地の人々にインタビューを行ったりしながら細かな調査を行い研究する学問です。民俗学と異…
のんびりと穏やか、そして上品に美しい和食を手早くつくってくれる登紀子ばぁば。NHKの料理番組で長年講師としてご活躍されている日本料理研究家です。おいしそうな料理だけではなく、茶目っ気たっぷりのマイペースな立ち居振る舞いも眺めていて癒されること…
天皇陛下の生前退位が発表され、新たな時代に突入した日本。天皇・皇后両陛下のやさしく慈愛に満ちた震災地へのご訪問や子どもたちやお年寄りに寄り添う姿は日本人の誇りでもありました。そのお人柄を知っていても、天皇制についてよく知らない方も多いので…
刻一刻と変わっていくビジネススタイル。それに順応していくには日々新しい知識をアップデートする必要があります。今回は2019年に入り、熱い支持を受けているビジネス書を紹介いたします。仕事のスキルアップのために役に立つと評判です。是非手に取ってみ…
しっかりした重めの作品を読んだ後や、読書タイムというほど時間がとれないとき、文字を読むのが苦手なお子さまや大人にもおすすめの話のネタにもなるおもしろ辞典と図鑑を集めました。 おうちに一冊置いておくと、お友達が遊びに来た時に盛り上がるかもしれ…
立派な仕事を成し遂げるには先人の知恵も必要。一人で考え込んで決断するよりも、いろんな人の意見を取り入れたいものです。とはいっても、一歩社会に出れば自分の利益ばかり優先したい人ばかり。素直に意見を聞いているだけでは思わぬ事態に陥ってしまうこ…
独創的で慣例にとらわれない自由な発想と直感を信じ、ハングリーに突き進んできたスティーブ・ジョブズさん。アップル社の社長を務めながら、多忙な毎日に振り回されず、決してブレることのない自然に根差した生き方を貫いてきた方です。 決断を多く下さなけ…
日本文化の神髄ともいわれる茶道。昔は礼儀作法を学ぶため年頃の女性はお稽古ごととして通っていたそうですが、今また外国から禅ブームや、精神を今ここに統一するための修行のひとつとして茶道が注目されているそうです。 茶席に出たことがないお若い方だと…
平成時代で多く変化したものといえば身近にデジタル機器が増えたこと。テレビや電話、インターネット、ポケットベルからガラケーと通信手段も変化してきました。そのなかでも現代人が手放せなくなっているのがスマートフォン。地図を調べたり、どこでも誰と…
娯楽として本を楽しむタイプの人は、エラい人がどんな本を読んで活用しているのか気になりませんか?読む本を選ぶのも、その人のセンスそのもの。その本を通して学ぶことも、実生活に生かすことも自分次第です。 今回は実際に偉人や著名人たちの血肉となった…
学生時代から英語が苦手なまま社会人になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。英語に苦手意識を持っている方は、教科書しか英語の本を読んだことがない、ということが多いと思います。日本語でも学生時代に教科書しか読んだことがなければ、社会人に…
日頃から当たり前だと思い込んでいることを考え直し、幅広い考え方を身につけることができる本を3冊紹介いたします。日本人が必要な英語力について日本の常識ではなく「世界のフツー」を基準に考える本、敬遠されがちな「鈍感」と言う言葉について見方が変わ…
中学校や高校などの受験勉強のために、子供がどうしたら効率よく暗記できるようになるだろうかと悩んでいる社会人の方もいらっしゃるのではないでしょうか。子供も大人も限られた時間で受験や資格試験などの目標を達成するためには、効率的に暗記できる勉強…
「金閣寺」「仮面の告白」「鹿鳴館」など戦後を代表する日本作家として世界中に名が知れている三島由紀夫。小説や戯曲の執筆のほかにも評論家としても活躍しました。 日本の古典を基にした華美な文章と幅広い知識、政治への関心、悲惨な最期。有名作家ながら…
吉田茂の側近として活躍した白洲次郎の妻、白洲正子さん。上質な暮らしをしてきたため、どんなことからも本質を見抜くするどい視線をもち、文学や陶芸、能など幅広い教養をもった女性です。女性の地位が低かった時代に自らの信念を抱き、自立した生活を続け…