今、好奇心格差という言葉が注目されています。好奇心の有無は仕事や勉強の成績に大きな差を生み出すという概念のことです。
趣味もなにもない、寝て起きて食べるだけで毎日が過ぎていき、自分というものが見えなくなってしまったり、必要以上に卑下してしまったり。そういう自分に終止符を打つためには好奇心を育てるのが一番!時間がないという言い訳はもう捨てて、とにかくいろんなことに疑問を持ってみませんか?
子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力
子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力
イアン・レズリー (著) (光文社)
「好奇心格差」ということばを生み出したのがこちらの本。大人になっていつのまにか何もかもが当たり前になってしまい、知識を得るための努力をしなくなることは発想力も想像力もなくしてしまいます。そのような環境に甘んじていては、いつまでも人として成長できず、出世も遅れてしまうことも!好奇心を持つことは生きることそのもの。高齢者の方も好奇心を抱き続けることによって元気を保てます。タイトルは教育本のようですが、ビジネスマンにも読んでほしい一冊です。
好奇心を“天職"に変える空想教室
植松 努 (著) (サンクチュアリ出版)
アメリカで大人気のスピーチ番組「TEDx」で話題となった感動スピーチが本になりました。経験もコネも援助もない、北海道の町工場の社長さんが自家製ロケットを打ち上げることによってみつけた夢を実現させる方法。間違ったっていい、挑戦してみることが大事、何も知らなくてもいい、そこから何かが生まれるんだと勇気を与えてくれる本。素朴で誠実なお人柄が文章からにじみ出てきて、あたたかい気持ちにさせてくれます。
臆病な子どもさんや、どうせ自分なんてと始める前から何もかも投げ出してしまう人におすすめしたい本です。
知的好奇心 (中公新書 (318))
波多野 誼余夫 , 稲垣 佳世子 (著) (中央公論新社)
人間は怠け者かという問いかけから好奇心や向上心を生み出すまでの方法の考察。チンパンジーと人間の差の実験。金・名誉・権力以外のために努力するのが人間として正しい在り方であり、そのためには怠け者として教育するよりも好奇心を育てるほうが有功だそうです。古い本ですが、教育学部では必ず読む本とのこと。子育て中の方にもおすすめです。
好奇心に満ち溢れた人はいくつになっても素敵ですよね。どんなジャンルでも構いません。自分が活き活きして楽しい時間をつくるというのが一番人間が輝く瞬間ではないでしょうか。好奇心を育むことによって自然と自信が生まれてくることでしょう。