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【子供 理系教育 おすすめ本】理系に育てるためのブックガイド

 文系・理系とよく二分割されますが得意な学問というのではなく、それぞれの良い点があります。理系の人は冷静沈着。感情的にならずにものごとを客観的にとらえることができます。そうはいっても、結局自分の主観を通して物事をとらえているということも自覚したうえで何度も実験を繰り返して判断をしていく「正しさ」があります。

 答えがない問いを得意とするのが文系。哲学や文学など一生をかけても答えのない問いに石の上にも三年と気長に考え続ける能力が必要です。

 どちらも能力として人それぞれに備わっているものですが、理系に育てるためには、より「なぜ?」という疑問をつきつめていく探求心や好奇心。そんな心は子どものころだからこそ育ててあげたいものです。

 今回は理系の考え方が身につく本を紹介いたします。自主的に疑問を抱ける大人に育ってくれる手助けになるでしょう。

 

自然とかがくの絵本総解説

自然とかがくの絵本 総解説

 赤木 かん子 () (自由国民社)

 恐竜・冒険・宇宙・算数・理科・虫・鳥・魚など数々の分野の絵本や児童書が写真付きで紹介されています。知りたい気持ちを育てるには興味がある分野を見つけること。そこからどんな本を読んでいけば良いのか、好奇心を刺激してくれるブックガイドです。どの本の解説も面白そうで文系の大人もはまってしまいます。この本をきっかけにどんどん知りたい欲求を高めることができます。

 

しつもん!ドラえもん 教えて!宇宙・科学編: まんがも読める 学べるQ&Aブック

しつもん!ドラえもん 教えて!宇宙・科学編: まんがも読める 学べるQ&Aブック (まんがも読める学べるQ&Aブック)

 朝日新聞社 (監修) (小学館)

 月探査、宇宙のしくみについて、身近な科学や環境エネルギー、ノーベル賞にいたるまで科学や宇宙に関する様々な質問にドラえもんが答えてくれます。

 わからないことがわからない、人にものを尋ねるのは恥ずかしいというお子さまにおすすめなのがこちら。のび太君のような勉強ができない子でも、素直に教えて!と言うことができます。朝日新聞の朝刊に連載されている漫画の書籍化です。

 

科学の本っておもしろい

新 科学の本っておもしろい

 科学読物研究会 (編集) (連合出版)

 2003年から2009年にわたり出版された子どものための科学の本のなかから521冊を紹介したブックガイド。自然への好奇心を生み出すために各ジャンルに分かれたおすすめ本を厳選。幼稚園から中学生まで手に取れる知的好奇心をくすぐられる本がたくさん掲載されています。気軽に科学の面白さに気づくことのできる道案内で学校の図書館にもよく置かれている本です。

 

 理系には柔軟性も必要です。凝り固まった頭では一つの回答を求めるばかりに道を誤ってしまうこともあります。勉強ばかりではなく、小説や美術、人との触れ合いを通じて、人の不完全さを受け止めるような文化的教育も行ってあげてください。

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