ほんのむし

読書はみんなのサプリ

【散歩 おすすめ本】本でゆったり東京散歩

 首都・東京。ネオンがきらめく眠らない街、東京。クールジャパンを象徴する大都市というイメージがあり、日々外国人観光客で賑わっていますが、どの街も一歩入ればこじんまりした下町の風景や緑が多い公園があるのが良いところ。道を歩けばあちこちに文化財があり、古き新しき東京を楽しめる楽しい街です。
 今回は、ショッピングやグルメだけではない文化を味わえる東京散歩ができる本を紹介いたします。地元の方はふらりと、にぎやかなだけではない観光を味わいたい方は本を片手にぶらぶら歩いてみてください。また新たな魅力を発見できますよ。

 

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

 甲斐 みのり (著) (エクスナレッジ)
 建物がどんどん新しくなるというイメージの東京ですが、実は昔からの建造物も大切に保管されています。この本では明治から昭和初期にかけて建てられた近代建築をはじめ、クラシックホテル、美術館、学食までエリア別に掲載されています。いつも何気なく入っていたデパートも目を凝らせばアンティークなものがたくさん。ビヤホールや老舗の喫茶店でおいしくレトロロマンを味わうこともできます。コンパクトサイズで持ち歩きにもぴったりな一冊。

 

東京建築 みる・あるく・かたる

東京建築 みる・あるく・かたる

 倉方 俊輔 , 甲斐 みのり (著) (京阪神Lマガジン)
 建築史家と文筆家の著者がタックを組んだやさしい建築案内書。二人の会話に導かれながら楽しい東京さんぽができます。
 明治時代の建築からスカイツリーまで楽しむことができる東京案内です。写真がたくさん掲載されているので、好みの建物をすぐに検索しやすく、エリア別に分かれているのでふらっと開いて出かけることもできます。
 だれもが行ったことのある原宿駅もじっと目を凝らしてみれば違う景色がみえてくるもの。建築初心者さんも楽しんで読めます。

 

近代名建築で食事でも

近代名建築で食事でも

 稲葉 なおと (著) (白夜書房)
 一級建築士で紀行作家の著者による明治・大正・昭和の時代を味わえる近代建築16軒が紹介されています。
 高級フレンチから学食まで、見学と喫茶が可能な建築やレストランや学食として今なお営業を続けている店までを撮りおろした気楽に楽しめる建築鑑賞の案内書。
 見る目を養い、舌も肥える嬉しい一冊です。眺めているだけでもモダンな気分を味わえます。

 

 やはり本好きとして魅力的な街といえば神保町でしょうか。トランク片手に遠征で古書を買い集める方も多く、老舗の喫茶店では買ってきたばかりの本を広げて幸せそうな人も。のんびりとした東京の風情も守っていきたい風景です。 

Copyright © ほんのむし All Rights Reserved.

Privacy Policy