びっくり
マニアックというと聞こえは悪いかもしれませんが、何かひとつのことに夢中になれる情熱を抱き続ける大人は自分に正直で他人にや趣味にも誠実だと思います。何かを極めるまでには時間も知識も必要。それを中途半端なところで満足しないで、飽きることなく続…
苦労続きの人生でも独自の美学に基づいて生きる姿勢、偏見の激しい時代でも同性愛者であることを告白し、スピリチュアルな世界にも精通している三輪さんは、どこか人間離れした美しさをもった人。時代に流されない美しさ、心に響く歌と演技力をもった役者さ…
食事は毎日楽しむもの。 人間なら誰でも持っている食欲を満たすだけではなく、特別で楽しい時間を提供するのもシェフや飲食業に携わる方には必要とされるスキルです。 味覚という人によって異なる感覚だけではなく、季節にあったものや目で楽しめるものなど…
子どものころから読書が好きで、いろんなジャンルの本を読んできましたが、大人になっても心に残っている児童書を紹介いたします。悲しいとか辛いという気持ちではなく、目の前にまるで稲妻が走ったような気持ちになりました。 大人になり、その本をずっと手…
小さい子供の頃は、泣き喚けば周りの大人が何とかシてくれました。でもいつまでも、その手は使えません。あるときから自分で解決策を探って何とかやっていかなければならなくなるのです。そんな人生の試練に出会った子供たちの物語を3冊紹介しましょう。 『…
私たちは動物に対して、特に物語の中では決まりきった役割というかイメージを持って捉えています。いわく、オオカミは乱暴者、キツネはずる賢い、豚は愚鈍だとか。そんな動物に対して持っている固定観念を、心地よく破壊してくれる楽しい本を紹介します。 『…
昔話のヒーローは男の子ばかりではありません。元気な女の子が大活躍する話は古今東西たくさんありますね。そんな女の子が主人公のお話をフィクション、ノンフィクションのそれぞれの分野でご紹介します。 『長くつ下のピッピ世界一つよい女の子』 長くつ下…
現代の私達は毎日食べるものに困ることもなく、贅沢さえ言わなければ生きていくことは、そう難しいことではありません。でもその食べていくというこにさえ毎日、悩む日々を過ごした人が、そんなに遠くない過去に存在したのです。そんな人々のたくましい生き…
現代の日本はとても平和で生きるか死ぬかといった貧困とは無縁の世の中になりました。昨今、マスコミで取り沙汰されている貧困云々とはレベルが違う壮絶な状況が過去には確かにあったのです。そんな時代に心をはせて現代の我々が置かれている僥倖を噛み締め…
うすもやがかった景色。一歩先には何があるのか分からない恐怖。霧というミステリアスなキーワードは文学の中でよく登場します。今回は霧を扱った作品を紹介いたします。クリアではない世界、正解がない迷いの壁に突き当たっている方、どこか遠くを彷徨いた…
文系の人間からすると、光線が降り注ぐようなぱっとしたひらめきや、ロジカルに展開する理系脳の働きは羨ましくもあり、答えが一つきりというはっきりとした美しさに憧れを抱いてしまいます。なかでも、数字という一見無意味に見えるような無機質な記号の羅…
派手で自由。ふざけて、はじける大人の姿。お笑い芸人やバブルソングの再ブーム、バブルメイクが若い女性の間で流行しています。小説の中でもバブルのスピード感や刺激を求めている方へおすすめの本を紹介いたします。 晴れた日には鏡を忘れて 晴れた日には…
自らを映し出す鏡。そこにいるのは確かに自分だけど、見える世界は真逆。鏡の向こうの世界と自分が見ている世界は果たして一緒なのか・・・。「鏡の国のアリス」をはじめ、文学で重要なメタファーとしてよく使われている鏡。今回は、鏡がカギとなって物語が…
雑誌の広告や新聞の書評、書店の棚…さまざまな場所でパッと目に飛び込んできて、そのインパクトのあるタイトルをすぐに覚えてしまう…、そんな本に心当たりはありませんか?その中でも私がおすすめしたいのは、独創的で強烈なインパクトで記憶に残るタイトル…
光があるところには影がある。自分そっくりで、どこまでも追いかけてくる影。真っ暗闇では消える影。見えていなくても、自分が存在する限り、必ずそこに存在するもう一人の自分。今回は「影」をモチーフにした小説を紹介いたします。 「影をなくした男」 影…
これまで当たり前だと思っていたことでも、よくよく考えるとたいしたことじゃないと気付くことってあります。逆に小さなことだと思っていても、とても大事なことだったということも。そんな予想を裏切る展開を見せてくれるおもしろい絵本を紹介します。 『小…
子供の頃は野山を駆け回り、空き地で泥だらけになり遊んだ人も大人になるに連れケガをしちゃいけないので危険なことからは距離を置くようになります。でもやはり心の底には冒険したいという欲求はくすぶっています。そんな気持ちに素直に実行した人の本を紹…
時には友達のようでもあり、他人のように遠く感じることもある、思えば不思議な存在である“家族”。長い時間に渡って生活を共にしてきたが故に、その家の中だけで通用する独自のルールが実は存在しているはずです。実際、私は友人宅に泊まりに行った時、その…
ビジネスで、プライベートで、ちょっとしたご挨拶代わりにお渡しする“手みやげ”。実は、意外と選ぶのが難しいですよね。一度相手に喜んでもらえるとついつい同じ品物を持参してしまう人も意外と多いようです。そんなついマンネリになりがちな“手みやげ”事情…
良くも悪くも人間って欲の塊なんですね。食欲、性欲、名誉欲、でもそれは決して悪いことではないんですが度を過ぎると大変なことになりますね。そんな3冊を用意しました。 『罪と罰』 罪と罰 (漫F画太郎) コミック 全4巻完結セット (バンチコミックス) 著・…
私さえ良ければ他人はどうでもいいのよというような人。ハッキリそう公言しなくても、あきらかにそんな態度を取っている人。 そんなエゴイスト、自己中心的な人は、身の周りでもいるかと思います。今回紹介する主人公たちは、それの極端な例です。 読めば、…
ニュースで悲惨な事件を目にすることがありますが、 こういった人たちも何気ない人間関係のズレであったり、細かい環境の変化によるものだったのかもしれません。 今回は、そんな悲惨な状況を描いた本をご紹介します。 『ねじまき鳥クロニクル』 ねじまき鳥…
タイトルに惹かれて読んでみて想像と違ったという経験はあるでしょう。でも、あまりガッカリするということはないのではないでしょうか。思わぬめっけ物をしたと思える本を三冊ご紹介します。 『ブタとおっちゃん』 ブタとおっちゃん 著・山地としてる香川県…
「みんな邪魔」 みんな邪魔 (幻冬舎文庫) 真梨幸子イヤミス作家で有名な真梨幸子さんの作品です。私が真梨幸子さんにハマったきっかけの本なのですが、とにかく登場人物の心理描写がある意味でグロテスクなくらいリアルです。 読んでいる内に、ああ、こうい…
『なぜ意志の力はあてにならないのか 自己コントロールの文化史』 なぜ意志の力はあてにならないのか―自己コントロールの文化史 ダニエル・アクスト 太ると分かっていても食べてしまう甘いもの、体に悪いと分かっていても止められないタバコ、ついつい仕事の…
ビジネスや勉強におけるストレス、神経。 喧嘩など感情のコントロール、理性。 人間生きている上で心理学は密接に関わっています。 今回はそんな心理学を学問から実生活に落とし込んで考えられるような、おすすめ本を紹介します。 『オーバーフローする脳 ワ…
世の中には面白いかもと思っていても手が出せない領域ってありますよね。わかりやすいものでいえば、悪や犯罪がそうではないでしょうか?違法なことはしたくない! でも実は気になってしょうがない。 そんな清純派のあなたにオススメな本をご紹介します。 『…
はじめにことわっておきますが、私自身はノストラダムスの大予言をまったく信じていません。また、ここで取り上げる4冊の本は、1冊をのぞいて予言に対しては批判的な立場をとっています。 「トンデモ ノストラダムス本の世界」 トンデモ ノストラダムス本の…
アインシュタインをはじめ、偉業を成し遂げた人物は、独特の価値観やユニークな視点を持っていることは有名です。 その視野の広さや柔軟な思考、ひらめきやアイディアは凡人でも学ぶことが多いです。学業の成績だけではない天才の考え方を垣間見れる3冊を紹…
ふと文明や近代化に疲れたとき、私はインディアンの強いスピリットや原始的な生活に魅せられます。便利で近代的な生活では得られないホンモノの人間としての在り方を彼らに感じるのです。インディアンに興味のある方はもちろん、東南アジアが好きな方、強く…