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予想外の展開でびっくり。おもしろ絵本まとめ。

これまで当たり前だと思っていたことでも、よくよく考えると
たいしたことじゃないと気付くことってあります。逆に小さなことだと思っていても、とても大事なことだったということも。
そんな予想を裏切る展開を見せてくれるおもしろい絵本を紹介します。

 

『小さいおうち』

小さいおうち (文春文庫)

著・バージニア・リー・バートン
昔々静かな田舎にきれいで丈夫な小さい家がありました。小さい家はのどかな田舎で移りゆく季節を楽しんでいました。
小さい家は遠くの街の灯りを見て、街に住んだらどんな気持ちがするのだろうと思いました。ある日、馬の引っ張っていない車が現れました、自動車というのだそうです。
それからトラックやローリー車だのがやってきて、家の周りがすっかり街になってしまいました。
全ページを通じて、ずっと小さい家を中心にした構図で描かれており、小さい家の周りが変わっていく様子が印象付けられています。
都会に生活する人間ならこの小さいへの気持ちがとてもよくわかるでしょう。本当に大切なものは何なのか、そんなことを考えさせられる絵本です。
忙しい毎日に疲れた、そんな社会人や主婦の方にオススメの本です。

 

『だいじょうぶだいじょうぶ』

 

だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)

著・いとうひろし
以前、僕とおじいちゃんは毎日のようにお散歩を楽しんでいました。家の近くをのんびり歩くだけの散歩でしたが僕の世界はどんどん広がり、新しい発見や楽しい出会いがありました。
でも一方で困ったことや怖いことにも出会うようになり、なんだかとこのまま行けそうにないと思える時もありました。
その度におじいちゃんは僕の手を握り大丈夫、大丈夫とおまじないのように呟くのでした。それはこの世の中そんなに悪いことばかりじゃないってことでした。
大人の世界でも上司や同僚は、直接的な利害関係があるので大丈夫大丈夫とは言えない立場にあります。
裏を返せば日常を離れて救いを得られる場所があり、声をかけてくれる人がいることがとても大切なことなのかもしれませんね。

 

『あらしのよるに』

完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)

著・木村裕一
雨が轟々と叩きつけるあらしのよる、白いヤギはやっとの思いで丘を滑り降り、壊れかけた小さな小屋に潜り込みました。小屋の中は真っ暗で何も見えません。
ガタンと音がして足を怪我した狼が小屋に入ってきます。風邪で鼻がつまり、お互いの姿も見えない中、ヤギは相手をヤギとオオカミは相手を狼だと思い込みます。
勘違いしたまま2匹は話を続け、やがて不思議な友情が芽生えてきます。真っ暗でお互いのことが何も分からない、そんな中での二匹の会話は心の襞に触れる実によくできた心理サスペンスです。
ページをめくるたびに次はどうなるのかとハラハラドキドキさせられます。

 

大人になるに連れ考え方が固くなり、どうしても他の人の意見を聞かなくなりますね。
そんなときに、この絵本を読めば少しは脳が若いときに戻るかもしれません。

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