ライフハック集や、ハウツー本はいつの時代でも書店で人気ジャンルです。
現代はみんな、時間に追われているのでますます、簡単に読める要約本が求められているのです。
そんな即効性がある本とは逆に、この先使うかどうかわからないけど気になるなという知識を紹介した本をを何冊か挙げてみましょう。
『この方法で生きのびろ!』
著・ジョシュア・ペイビン、デビッド・ ボーゲニクト
この本は様々な場面でのサバイバル意識について語られているエッセイです。例えば流砂に足を取られた時というなかなかありえない状況の危険についても説明してくれています。
またドアを蹴破って室内に入るとき、建物からゴミ収納車に飛び降りる時など、そんな機会いつあるんだと突っ込みたくなるような状況での防衛意識も語られています。
他になるほどなと思ったのは、サメが向かってきたときや走る列車の屋根を移動する時など映画のワンシーンのような項目も面白いです。
これらのことを考えることは実用性はともかくとして、純粋な興味深さを満足させてくれるので読み物としても大変面白いです。
『図解!!やりかた大百科役に立つ(かもしれない)438の豆知識』
図解!! やりかた大百科 -役にたつ(かもしれない)438の豆知識。-
デレク・ファーガストローム、ローレン・スミス
魚を素手で取る方法、ミラーボールの作り方、じゃがいも時計など、あまり使う機会がなさそうなもののハウツー本です。
他にもサバイバルの方法、何かを作る、飲み物を飲む、メイクの仕方、生活に役立つ知識、移動のコツなどジャンルは多岐にわたるのですが、直接的には役に立たないが知っておいて損はないなと思えるような知識ばかりです。
何もかもやりたくない無気力症候群に落ちている人が読むと、一つくらいはこれやってみたいなと思えることが見つかるのではないでしょうか。
『刺繍のエンブレム』
著・atsumi
手芸でも料理でも何か作ろうと本を読んだのに、でも難しそう無理かもと腰が引けてしまって結局何も作れないということは誰にでもあると思います。
でも失敗を恐れて何も作らないよりはヘタでも作ってみるほうがいいとこの本は説いています。
一見複雑な図案を取り上げているようでありながら要求してくることは最小限です。
綺麗で丁寧なものは技術を身につけて訓練を積まないとできないのかもしれませんけれども、下手くそでも面白いものならいきなりでも作れるのですそれを何度も繰り返して技術はついてくるものなのではないでしょうか。
そういう繰り返しの大切を教えてくれる本です。
実際に使うことはなくても、飲み会の席で知識を披露して感心がられること請け合いですよ。
ただ、披露し過ぎは、影で“雑学大王”なんて揶揄されるので、その点は注意を。