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【インパクトのあるタイトル 本】タイトルが印象的、インパクトがある!読んで欲しいおすすめ本3選

タイトルに惹かれて読んでみて想像と違ったという経験はあるでしょう。
でも、あまりガッカリするということはないのではないでしょうか。
思わぬめっけ物をしたと思える本を三冊ご紹介します。

 

『ブタとおっちゃん』

ブタとおっちゃん

著・山地としてる
香川県で養豚場を営むおっちゃんと、1200頭ものブタたちの様子を追ったドキュメンタリー写真集です。
ブタたちは、おっちゃんのお腹の上で昼寝したり、新聞を読む彼を覗き込んだり、まるでおっちゃんの子供ようのです。
ただ、家畜を育てるだけではない、ともにブタとともに生きることの喜びがとても感じられる本です。
タイトルからいろんなことを想像してしまいますが、中身はほのぼのとした写真集です。ブタの懐きっぷりからおっちゃんの人柄の良さが伝わってきます。
この本のおもしろところは、撮影したのがプロカメラマンや家族ではなく、市役所職員というところも変わってますね。
農家の方だけでなく、普段、家畜と触れ合うことのない人にも見てほしいです。

 

『本当はちがうんだ日記』

本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)

著・穂村弘
自意識が異常に強いせいで、身のこなしまでがぎくしゃくしてしまう著者の、恋愛&人生考察エッセイです。
自分の素敵レベルが低いがゆえに、エスプレッソが苦く感じると思い込み、人生はまだリハーサル、いつか素敵な自分になってまるごと愛される本番が来ることを待ち望んでます。
あるときは真夜中にむくっと起きながらも覚醒しないように配慮し、布団の中で眠りながらはちみつパンを食べる幸福を噛み締めています。
自分はできないのに、みんなが楽々クリアしていく現実への違和感を、独特お笑いを交えて描く独特の世界観をお楽しみください。
自分探しの真っ最中だよという大学生に読んでほしいです。自分を客観的に見ることができますよ。

 

『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』

人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

著・見城徹・藤田晋
出版とITという、2つの世界のカリスマ経営者による対談集です。ややビジネス寄りだった内容の前著に比べ、より日常に寄り添ったものになっています。
印象的な長いタイトルも含めて、スマートに生きていくヒントが見城徹氏による35の言葉で掲げられ、藤田晋氏がそれをフォローするという形で、いい感じに噛み合って心地より読後感が残ります。
タイトルだけじゃなく中身もスゴイ本です、冷静だけどアツい本といえるでしょう。著者ふたりの役割分担がはっきりしていて、見城氏の力強い言葉と藤田氏の温かい言葉のバランスが絶妙です。

 

さいごに

たまにはタイトル買いという本の選び方をしてもいいかもしれません。
いい意味で期待を裏切るということが世の中にはよくあることですから。

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