自分の子どもに読み聞かせをしている方、読み聞かせボランティアをされている方におすすめの子どもの本棚をつくるためのブックガイドを紹介いたします。
一人に読み聞かせをするなら、その子の興味や好きなジャンルがわかりやすいですが、大勢の子どもたちが相手だと、なかなか心をつかむのは難しいもの。
本に苦手意識を持たせず、自分で好きな本を集めてお気に入りの本棚をつくってもらうためのブックガイドです。是非、活用してくださいね。
ジェンダー・フリーで楽しむこどもと大人の絵本の時間
草谷 桂子 (著) (学陽書房)
絵本を読むのに性差や年齢制限も決まった読み方もない、心の「芽」を育むための絵本約300作品が掲載されています。ロングセラー作品から新刊まで、読み解きの多様性に目を向け、絵本から広がる世界観と絵本の魅力を紹介してくれます。絵本を通じての育児のヒントも役立ちます。お孫さんに読んであげる絵本を探しているおじいちゃん、おばあちゃんにもおすすめです。兄弟がいる子どもたちにも、気兼ねなく絵本を読み聞かせしてあげられるようになります。
よみきかせのきほんー保育園・幼稚園・学校での実践ガイド
よみきかせのきほんー保育園・幼稚園・学校での実践ガイド (TCLブックレット)
東京子ども図書館 (編集)
図書館、保育園、幼稚園、学校、児童館など、集団への読み聞かせに向く絵本304冊が掲載されているブックガイド。おすすめの絵本リスト、読み聞かせにかかる時間、対象年齢別に紹介しています。
カラーの表紙画像、内容紹介、読み方のアドバイスまで丁寧にアドバイスしてくれ、読み聞かせの心構えや、準備、本番で気をつけたいことなど事前の練習に役立つコツもたくさん掲載されています。お話会のプログラム例もあり、読み聞かせ実践に役立つ一冊です。
子どもといっしょに読みたい絵本ベスト100
子どもと一緒に読みたい絵本 ―全国100軒の絵本屋さんによるベストセレクション! (玄光社MOOK illustration別冊)
軽井沢絵本の森美術館 (監修) (メイツ出版)
クラシックでオーソドックスな作品が多く、安心して読み聞かせができる絵本が100冊紹介されています。子どもたちの心を豊かに育てるため、絵・ストーリー・読み聞かせ・仕掛けと四つのグッドマークもついていて、季節や動物などなどテーマ別からも検索できます。
読み聞かせなら、自分で読むときの年齢の目安も書かれているので、読み聞かせをしたあとに気に入って繰り返し読んでもらえる絵本を探している方にもおすすめです。
名作でも意外と読み落としが多い作品も多いので、子ども向けブックガイドの最初の一冊としてもおすすめです。
人生をいろどり豊かにしてくれる絵本。一生の宝物になってくれることでしょう。大人になって今でも心に残っている絵本を、次の世代に紹介できるのも絵本の楽しみのひとつ。大人も子どもも一緒に楽しんでくださいね。「次はどれを読みたい?」とブックガイドを広げて聞いてあげるのも良いかもしれません。