しっかりした重めの作品を読んだ後や、読書タイムというほど時間がとれないとき、文字を読むのが苦手なお子さまや大人にもおすすめの話のネタにもなるおもしろ辞典と図鑑を集めました。
おうちに一冊置いておくと、お友達が遊びに来た時に盛り上がるかもしれません。おいしいお店の情報やデートスポットのネット検索も楽しいですが、マンネリ化してしまっていつも同じ話題になってしまうというカップルにもおすすめです。一緒に本をのぞきこんで笑ってください。
ボディビルのかけ声辞典
公益社団法人 日本ボディビル・フィットネス連盟(監修) (スモール出版)
たくましく鍛えあげられた筋肉を魅せ合うボディビル大会。そして客席から飛び込むインパクトのある謎のかけ声。「切れてる!」「肩にちっちゃいジープのせてんのかい!」「板チョコ腹筋!」など独特の例えを中心に、ボディビルのルールや大会で使われるポーズ、観戦の楽しみ方なども掲載されています。ボディビルをされている方、ボディビル大会の応援に行く方、ネタとして楽しみたい方におすすめのストイックさとコミカルさが楽しめる辞典です。
わくせいキャベジ動物図鑑
tuperatupera(著) (アリス館)
地球から831光年離れた宇宙にあるキャベジ惑星。そこには不思議な動物がたくさん住んでいます。センギリ草原、ビタミン洋、アブラナ川など個性豊かな地形の惑星に住むトマトでできたトマトンという豚やバナナでできたバナキリンなど子どもうけしそうなギャグセンスと奇妙なイラスト。
可愛らしくもおいしそうなキャベジ動物と鳴き声や生態の解説に想像力が膨らむ図鑑です。文字を読むのが苦手なお子さまにもおすすめです。
失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!
大野 正人(著) (文響社)
健全な自己肯定感を育めないお子さまや大人におすすめの図鑑。あの孔子もピカソもエジソンも、はじめは出る杭として周りからいろいろ言われていたそうです。
歴史上の有名人23人を紹介し、新しいものを生み出すことによって否定され続けても自分の力を信じて生きてきたこと、失敗を恐れなかったこと、失敗から学んだことを教えてくれます。ダメな人間だと自分を責めてしまう前に、肩の力が抜ける一冊です。
童心に戻れるような良い意味でのくだらなさ、無駄加減。そういう「遊び」の時間をもたらせてくれる息抜きの読書もたまには良いのではないでしょうか。ブックカフェのように自宅でくつろぎながらページをめくってみてください。