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読書はみんなのサプリ

2019年ビジネス書ベストセラー

 刻一刻と変わっていくビジネススタイル。それに順応していくには日々新しい知識をアップデートする必要があります。今回は2019年に入り、熱い支持を受けているビジネス書を紹介いたします。仕事のスキルアップのために役に立つと評判です。是非手に取ってみてくださいね。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 ハンス・ロスリング , オーラ・ロスリング , アンナ・ロスリング・ロンランド () (日経BP社)

 ファクトフルネスとは、データや事実に重視を置きおもいこみによる判断の誤りを防ぐ方法。世界で100万部を突破し、ビル・ゲイツやオバマ大統領も絶賛した大ヒットセラーです。教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野の最新のデータが掲載され、クイズも用意されています。世界のエリートたちの大半も間違えてしまうという問題をあなたは解けるでしょうか。自分を客観視できないという方にも是非読んでいただきたい一冊。動画サイトで著者のTEDトークが聞けるので、そちらを視聴してから読んでみるとすんなり理解できます。

 

読書する人だけがたどり着ける場所

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

 齋藤 孝  () (SBクリエイティブ)

 発売から3か月で9万部突破した話題の一冊。インターネットで何でも調べられるからと本を読まない人が増えています。しかし、知識の深い人、浅い人とは大きな差があり、どんな本をどう読むかが大切になってきます。幅広い知識や教養を深めるだけではなく、人格を深めるためにも読書は必須。世界のエリートたちが読書のために時間を割くというのも深く頷けます。読書のモチベーションをあげてくれる一冊です。

 

メモの魔力 The Magic of Memos

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

 前田 裕二  () (幻冬舎)

 入社したころ、とにかくメモをつけろとアドバイスを受けたことはありませんか?メモを取ることは仕事を覚えるためだけではありません。メモをとることは、日常の中から事実を切り取り、抽象化、転用という3ステップを行うことにより、何気ないことから新たなアイディアを生み出すことができるそうです。ただメモをとるだけではなく、行動と思考する癖をつけて習慣化することで、より思考を深めることができるとのこと。自己分析についての1000の質問が巻末に記載されています。就職活動で悩んでいる方にもおすすめの一冊です。

 

 仕事は一人きりで行うものではないからこそ、人との信頼関係が一番大切だと思います。大きなトラブルがあってもお互いに支えあえるように日ごろからのコミュニケーションも大切です。

 

2018年のおすすめビジネス本

 平成最後の年となった2018年。時代の変化によって求められる人材もそれぞれ細分化してきました。その一方で人間性は平均化してしまいカリスマ性のある経営者も少なくなっています。なんとなく仕事をこなす日々は人間性の成長にもつながりません。2018年に多くの人に読まれたビジネス書のベストセラー本を紹介いたします。より社会で活躍できるようなヒントが見つかるかもしれません。

 

学びを結果に変えるアウトプット大全

学びを結果に変えるアウトプット大全

樺沢紫苑 (著) (サンクチュアリ出版)
 最新の脳科学で判明した説明・アイディア・雑談・交渉などの伝え方・書き方・動き方を教示し、成長をさせてくれる本。学ぶだけでは結果はでない、アウトプット、つまり受け身ではなく自らが積極的に動くことを推奨しています。
 なかなか目標をたててもうまくいかなかった方、仕事の効率を上げたい方におすすめのすぐに実践できるコツが書かれています。ベストセラー作家・医師でありながらYouTubeでも積極的に活躍されている著者による37万部を突破した能力が開花する本です。

 

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 新井 紀子 (著) (東洋経済新報社)
 急速にデジタル化が進み、いまに昔のSF小説にでてきたような生活をおくることになるかもしれません。そうなったとき、人間よりもAIが優れているとなると人間の仕事はなくなってしまうと危憂されています。そこでAIに熟知している著者が提案するのが論理的に考える練習と読解力を身につけること。現状AIにできること、できないことを知ったうえで人間だからこそ身につけることのできる能力を磨くことが必要となってくるそうです。教育論に興味がある方にもおすすめです。

 

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

 西岡 壱誠 (著) (東洋経済新報社)
 読書によって考える力を鍛え自分の知識にするというインプット方式読書術。偏差値35だった著者が東大に入学するまでに身につけた地頭力を鍛える方法が記載されています。読んだ本の内容をすべて忘れてしまうという方は一読の価値があります。疑問を持ち、自分の知識と比較し、論理的な頭脳を手に入れることこそ優秀な頭脳なのかもしれません。

 

 働き方改革も進み、より個人の能力に磨きをかけていかないと社会から見放されてしまうことも。ビジネスの仕方にも流行があります。その流れを押さえておいて損はありません。

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