読みたい本リストをつくるとき、とにかくいろんな本を読んでみたいとき。手当たり次第に本を手にとるのは効率が悪いというもの。今回はオトコを磨くための読書に役立つブックガイドを紹介いたします。
自分の好きなジャンルが分からないという方、読書に成果を求めている方におすすめです。仕事でもプライベートでも、本から得た知識をおおいに活躍させてくださいね。
仕事に効く! 人生が変わる! すごい本。Index540冊 (日経BPムック)
仕事に効く! 人生が変わる! すごい本。Index540冊 (日経BPムック)
ビジネス、教養、マネーなど69ジャンルにわたり、計540冊を紹介された本。丁寧な解説で、仕事をするうえで必要な様々な知識を身につけるための本がずらりとリストアップされています。
ビジネススキルに自信がない、雑談が苦手、一般常識や経済に強くなりたいという方は、こちらに掲載されている本を読んでみるのがおすすめです。それぞれの分野で活躍するプロがおすすめする「すごい本」たちが、明日の、十年後のあなたの背中を押してくれます。
シブい本
坪内 祐三 (著) (文藝春秋)
のらくろ、プロレス、福田恒存、デリダ、バルト、ベンヤミン。90年代にあちこちで書いた得意の明治大正の文壇史だけではなく、雑本古書漫画から哲学書、思想史、サブカルチャー本まで幅広いジャンルからセレクトした書評集。
「いまどきの若者はこういうの知らないだろう」と上司に言われてしまう方におすすめです。ちょっとした雑学の知識が会話を広げるきっかけになってくれますよ。
塩一トンの読書
須賀 敦子 (著) (河出書房新社)
90年代に新聞や雑誌などに投稿されたエッセイをまとめた本。本を読んでもすぐに内容を忘れてしまう、全然読んだ本が身についていないという方におすすめです。知識を得るために、あらすじを知るためだけに本を読んでいてはもったいないこと。本を「どのように」味わうかということを教えてくれます。古典との付き合い方や時代背景を理解することなど、著者と一緒に本の世界を旅するような読み心地。冒頭の一文だけでも読んでみてください。人を理解すること、本を理解することの重みを感じさせてくれる本です。
娯楽的な読む本はひたすら頭を空っぽに、何かためになる本を読みたいというときはメモをとったり付箋をはったりして見返してみるのも大切です。
一冊の本を読み解くには、そのときのタイミングも必要。今は気にならなかったことも、時間を経て新たな気づきを得ることもあります。ブックガイドを片手に、どんどんいろんなジャンルにチャレンジしてみてください。