焼きたてのいい香り。ほんわかやわらかく、いろんな形があるパンは子どもたちにも大人気。ちょっと小腹がすいたときにでも、食事としても楽しめるパン。
アンパンマンをはじめとしてパンをモチーフにしたキャラクターは男女問わず好かれています。今回は、みているだけでおいしそうなパンが登場する絵本を紹介いたします。みんなで囲んで絵本を読んだあとは、パンやさんに行くのが楽しみになりますよ。
つるばら村のくるみさん
茂市 久美子(著) (講談社)
つるバラ村でパン屋さんをしているくるみさん。ある日、ライバルのパンやさんがオープンんしてお客さんをとられてしまいます。どうしたらお客さんは戻ってきてくれるのか、パンといっしょに幸せを届けようといろいろとアイディアをだすくるみさん。
いろいろな動物たちが登場してほんわかさせてくれるシリーズもの。どの本から読んでも大丈夫です。プリンのパン、七夕のパン、デートのパンなどファンタジー要素たっぷりの不思議でおいしそうなパンがたくさん登場します。
おばけのパンこうじょう
オームラ トモコ(著) (理論社)
表紙はなんと求人広告。新人パートのばけやまかよこさんと一緒におばけのパン工場で働いてみませんか?工場見学からパン作り、配送まで深夜に働くおばけのパン工場。
実際のパンづくりの過程をのぞき見したいというお子さまにもおすすめです。いつも食べているパンがどうやって作られているのか、おばけと一緒に学ぶことができます。ゆるゆるとしたユニークなイラストに思わず笑みがこぼれる絵本です。
からすのパンやさん
加古 里子(著) (偕成社)
世代を超えて読み継がれている名作絵本。可愛らしいカラスと、たくさんの種類のパンのイラストは文字が読めない小さなお子さまでも楽しめますし、もう少し大きくなっても文字が多いのでものがたりを楽しむことができます。
パンがなかなか売れないパンやさんの夫婦。子ガラスが生まれ、仕事もおざなりになってしまいますが、それが功となり、お店は大繁盛。ワイワイにぎやかな街のひとたちとのつながりも楽しい絵本です。
ふわふわとした食感、小さく切って食べれるパンはお米ぎらいのお子さまも食べてくれます。絵本のなかでもパン選びを楽しんでくださいね。