ほんのむし

読書はみんなのサプリ

ふしぎのくにの生きものの絵本

 えたいのしれないふしぎな生きもの。いままで生きてきて出会ったことのない形や質感。だけどどこか愛らしい。そんなふしぎのくにの生きものが登場する絵本を紹介します。ファンタジー好きのお子さまにもおすすめの絵本です。

 

まほうの森のプニュル

まほうの森のプニュル

ジーン ウィリス (著) (小学館)
 ブルーベルの森にあるまほうの池。そこで暮らしているのはふしぎな生きものプニュル。愛嬌たっぷりの変幻自在な生きものです。プニュルと出会った女の子はおうちに連れて帰りますが・・・。時代を超えて愛されるイギリスの絵本。ニューヨークタイムズのベストセラーにもなりました。淡い色彩のイラストでやさしい気持ちにさせてくれます。自然を愛する人におすすめです。

 

そらからきたこいし

そらからきたこいし

 しおたにまみこ (著) (偕成社)
 ある日、女の子が偶然見つけたふしぎな小石は地面からほんの少しだけ浮いています。だれに聞いてもしらない不思議な小石。小石はひとつだけではありません。どんどんくっついて形になっていき・・・。遠い宇宙の向こうまで想いを馳せることのできるふしぎな浮遊感を感じる絵本。繊細なタッチで描かれたモノクロの世界に石の青さが輝き、頭がすっきりとします。自分だけの秘密を抱えている甘美さにひたりたいときにもどうぞ。

 

くろいの

くろいの

 田中清代 (著) (偕成社)
 ある日声をかけたら、いつもついてくるくろいの。どんなときもそばにいて見守ってくれるやさしい存在です。昭和の雰囲気を感じさせてくれる家の中のインテリアや人と人とのつながりを感じさせてくれる文章にほっとさせてくれる絵本。「くろいの」の正体を話し合うのも楽しいかもしれません。安心感を得たいときにもおすすめです。

 

 現実に実在するかしないかは関係なく、いろんなものに生命を感じたり、想像力を働かせたりすることはとても楽しいこと。子どものころ、机の引き出しの中に小人が住んでいると想像して楽しくなったことはありませんか?実は子どものころだけ目に見えていたのかもしれないと大人になって想像するのもまた楽しいのです。

Copyright © ほんのむし All Rights Reserved.

Privacy Policy