答えのない問題にぶつかったとき、ふと所在ない自分に気づいたとき。何かに頼ることは悪いことではありません。
宗教観をもたない日本人が多いからこそ、何か大きな問題にぶつかったときに救いの手がなく、頭の中でぐるぐると考え続けるのは悪いくせ。大きな流れに身を任せ、目の前のことに集中するためにも、魂や生まれたことの意義を別の角度から見ることも大切だと思います。今回は悩める方におすすめのスピリチュアル本を紹介いたします。心に響くなにかが得られ、気持ちが少しでも楽になりますように。
アウト・オン・ア・リム
シャーリー マクレーン(著) (角川書店)
世界的に有名なアカデミー賞主演女優、シャーリーマクレーンさんが霊感に目覚めていくまでの体験を描いたもの。意外にも輪廻転生など東洋的な思想を持ち、カルマ、因果応報の法則、光の世界などについて触れられています。生まれてきた意味を探し続け、スピリチュアルな世界に疑いを抱きながらもはまっていく過程も描かれており、スピリチュアルな世界に親しみがない方にもおすすめです。
魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅
魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅 (PHP文庫)
ブライアン・L. ワイス(著) (PHP研究所)
精神科医の著者が催眠退行療法をおこなっていたときに気づいたこと。それは、だれでも生まれ変わるたびに巡り合う魂の伴侶、ソウルメイトがいるということ。二人を引き合わせたいと願う博士と、人生における人とのつながり、自分を大切にすることの尊さ。世の中を恐れないで愛することの大切さ、時間や空間を超えてもつながっていることの意味。理屈ではなく直感を信じて生きようというメッセージが込められています。
マスターの教え
ジョン・マクドナルド(著) (飛鳥新社)
自分の人生の主人公になれるようにマスターからの哲学的でスピリチュアルな助言が書かれた物語形式の本。「体に栄養を与える言葉」のリストも入っており、人生の目標を決め少しずつ前進していくことや瞑想について、偶然は必然など「引き寄せの法則」を彷彿とさせるところもあります。大きな字で読みやすく、何度も読み返したい一冊です。
スピリチュアルな世界というと少し警戒してしまいそうですが、お寺や神社に行き、八百万の神さまを知らないうちに信仰しているので意外にもすんなり受け入れることができます。「オーラの泉」などのスピリチュアル番組が好きだったという方にもおすすめの本です。