幼稚園や保育園の、読み聞かせの時間に普段は騒がしい子供でも、じっとおとなしく聞いてくれそうな本というと
次の展開が気になって騒いでいる場合ではないと思わせるお話でしょう。
そんな本があれば、「静かにしなさい」なんて言わなくても自然に話に集中してくれます。
なんだか魔法のような力を持った本をご紹介します。
『エミットとかあさんの歌』
著・ラッセル・ホーバン
カワウソのエミットは、かあさんとふたりで川っぷちのまずしい家に住んでいました。かあさんは洗濯屋をして働き、エミットもいろいろ手伝いましたが、暮らし向きはちっとも良くなりません。
クリスマスまであと2週間だというのに、すてきなプレゼントなど買えそうもありませんでした。でもエミットは、歌の好きなかあさんにピアノをプレゼントしたいのです。
かあさんも、エミットがギターを欲しがっていることを知っていました。たくさんお金を稼ぐ方法は、ないものでしょうか?
相手を喜ばせようと一生懸命な母と息子。そこに音楽の楽しさも加わり、ほのぼのと心に残る1冊になっています。カラー挿絵がたっぷり入り、字も大きいので、小学校低学年におすすめですよ。
『ふしぎな木の実の料理法こそあどの森の物語1』
著・岡田淳
こそあどの森にひとりで住んでいるスキッパーに、バーバさんから小包が届きました。中にはうす茶色の堅い木の実が入っています。手紙には、そのふしぎな木の実はポアポアといって、とてもおいしいので送りますと書いてあります。
手紙の2枚目には料理法が書いてありました。ところが、水に濡れてしまって、読めたところは「まずこれを......あまいにおい.........つくりかたは.........さんにたずねるとわかるでしょう。......ふしぎですね」スキッパーは、困ってしまいました。
「こそあどの森の物語」は、現在11巻まで刊行中で、奇妙な人びとが住むこそあどの森を舞台にスキッパー少年が活躍するファンタジーは、親しみやすく、さまざまなキーワードをふくんでいるので、ブックトークでもとりあげやすいですよ。
『おおきなおおきなおいも』
著・市村久子
あおぞらようちえんの子どもたちは、芋掘り遠足を楽しみにしていました。ところが、雨。遠足は1週間延びてしまいました。
つまんない、つまんないと子どもたちが言う気持ち、みなさんにも分かりますよね。先生は、その1週間のあいだに、お芋は大きくなって待っていてくれるといいました。子どもたちのこころの中で、おいもがどんどん大きくなっていきます。
さあ、どんな大きなお芋になったでしょう?
子どもたちの心は、日常生活とふしぎな世界との壁をやすやすと通り抜けます。大人になっても、ふしぎ世界に行くことのできる心を持ち続けたいものですね。
子供の教育一般に言えることなのかもしれませんが、勉強しなさいと言うよりも自主性を育てることが手っ取り早いし、一番効果的なのでしょうね。
その材料を見つけるのが教育者、親の務めなのかもしれません。
こどもの教育には「進研ゼミ」がおすすめ
小学生の時から勉強から問題解決、考える力をつけるのは重要です。
進研ゼミではタブレットと紙で学ぶようになっており、楽しんで勉強できるようになっています。
私も小学生の時に勉強が好きになったきっかけでもあります。
授業が分かる教科書対応、赤ペン先生による個別学習、
ニガテを解消できる学力診断など小学生一人ひとりをサポートされているのでおすすめです。