自然界に存在するとは思えないほど、緻密で繊細な美しさを放つ鉱石たち。
オパールやローズクオーツ、トルマリンなどなど、その名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?今回は、そんな鉱石の魅力に取りつかれた著者たちが上梓した、鉱石をテーマにした本を三冊ご紹介します。
世界でいちばん素敵な鉱物の教室
世界でいちばん素敵な鉱物の教室 (世界でいちばん素敵な教室)
一冊目は「世界で一番素敵な鉱物の教室」(宮脇律郎)。
鉱物学の第一人者である著者がまとめたこちらの一冊。フルカラーで全80種類の鉱石が紹介されているだけでなく、名前の由来や産地、その鉱石にまつわる雑学までが読みやすくまとめられています。この一冊を持っていれば基礎的な知識はバッチリ。
ローズクオーツやターコイズなどのパワーストーンやアクセサリーに関心がある方にもおすすめです。
鉱石倶楽部
二冊目は「鉱石倶楽部」(長野まゆみ著)。鉱石好きなら一度は手に取って頂きたいのが、こちらの小説。実在する鉱石たちから生まれたお話がいくつも収められています。紫水晶、月長石、天河石…その美しい写真も圧巻ですが、そこからさらにイマジネーションを膨らませた「鉱石を美味しく食する」短編がお見事です。
鉱石をお酒に漬けたり、煮詰めてジュレにしたり…思わず、鉱石って本当に食べられるんじゃないか!?と思ってしまうこと間違いなし!しかも、とっても美味しそうなんです!!長野まゆみファンにはたまらない独特の言葉選びも楽しいこの一冊。
鉱石の世界を覗く入門編としてもぜひおすすめです。
好物のお菓子 琥珀糖と洋菓子と鉱物ドリンクのレシピ
三冊目は「好物のお菓子 琥珀糖と洋菓子と鉱物ドリンクのレシピ」(さとうかよこ著)。二冊目にご紹介した『鉱石倶楽部』を読んだ方に必ずおすすめしたいのがこちらの一冊です。まさに小説そのままの、実在する鉱物そっくりのお菓子が作れるレシピ集です!この一冊があれば、小説にも登場する蛍石や水晶の琥珀糖はもちろん、鉱物の色を再現した鉱物ドリンクを作ることができますよ。
もちろん小説を読んでいなくても、鉱物の知識を持つ人なら子供から大人まで楽しめること間違いなし。
お休みの日にぜひチャレンジしてみるのはいかがでしょうか!?
以上が、私がおすすめする、鉱石の魅力を存分に伝えてくれるおすすめの三冊です。これまであまり鉱石には興味がなかった…そんな方にこそ一度手に取っていただきたい本ばかりでおすすめです。
これらの本をきっかけに、奥深く広がる鉱石の世界に少し足を踏み入れてみませんか?