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【クリスマスに読みたい小説】聖夜に自宅でほっこり読みたい、おすすめ書籍

 ひとりぼっちのクリスマスを過ごす予定の方も、仲間と楽しく騒いだ方も、夜眠る前に聖なる気持ちになれるクリスマスにおすすめの本を紹介いたします。冷たい空気のなかでこそ味わえる心が清らかになる作品です。是非手にとってみてください。

 

聖夜

聖夜 (文春文庫)

佐藤 多佳子(著) (文藝春秋)
 オルガン部の部長の一哉は両親の離婚を経験して複雑な心境。音楽とまっすぐに向き合うことができなくなってしまった。学校と音楽を舞台にした聖なる夜にオルガンの音が清らかに高鳴る。登場人物がみんな魅力的でみずみずしく、どなたにもおすすめしたい小説。祈りをテーマにした誇り高い作品です。School and Musicシリーズ第二弾ですが、第一弾とは異なる神々しい作風。どのシリーズから読んでも大丈夫です。

 

誕生日の子どもたち

誕生日の子どもたち (文春文庫)

 トルーマン カポーティ(著) (文藝春秋)
 「ティファニーで朝食を」で一躍有名となったカポーティの初期の短編集。「あるクリスマス」と「クリスマスの思い出」のほか、自らの経験を元とした少年少女期の無垢な気持ちを綴った宝石のような短編集。村上春樹訳で繊細ながらも美しい一瞬の輝きをきらきらと表現しています。家族の愛を再確認したくなる物語です。

 

賢者のおくりもの

賢者のおくりもの (いもとようこ世界の名作絵本)

 Oヘンリー(著) (新潮社)
 明日はクリスマスだというのに、貧しい恋人たちは互いに贈りあうプレゼントを買うお金がない。男は父からもらった懐中時計を、女は美しい髪を売って愛する人のためにプレゼントを買うが・・・。心温まる代表作のほか、滑稽な失敗談もあり、短編の名手ならではの功みな語り口で、どんでん返しの展開。あっという間に読んでしまう短編集です。どんな人の心にもある愛する気持ちを目覚めさしてくれる一冊です。

 

 年末年始の忙しい時期だからこそ、心静まる時間が必要です。そっとだれかに想いを馳せる読書の時間を過ごせるでしょう。大切なひとへのプレゼントにもおすすめです。

 

 

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