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【ミュージカル 原作 おすすめ】名作ミュージカルの原作を読んで見たい人へ。おすすめ本3選。

最近、ミュージカル映画もたくさん制作されていることから、劇中で感情高らかに歌って踊るというエンターテイメントとしてのミュージカルに興味がある方、増えているのではないでしょうか?原作には歌や踊りはありませんが、原作なりの魅力がたくさんつまっています。原作を読んでから舞台を観るとミュージカルのハードルが下がって楽しめることも。観劇前に是非手に取ってみてください。

 

「キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う法」

キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う法 (ちくま文庫)

(ちくま文庫) T.S. エリオット・作

ミュージカル「キャッツ」の原作となったこちらの本。詩集が原作です。ストーリー性はありませんが、オシャレでアイロニーがピリっと効いたイギリスらしい作品です。ミュージカルの歌詞とほぼ同じで、舞台を見た余韻にひたるもよし、ミュージカルを観たことがない方やネコ好きの方も楽しめます。個性豊かなネコたちが登場し、飛んだり跳ねたりする様子に頬がゆるみます。挿絵もチャーミングで、読むたびにお気に入りのネコが変わることも楽しみの一つです。

 

「オペラ座の怪人」

オペラ座の怪人 (角川文庫)

(光文社古典新訳文庫) ガストン ルルー・作

 映画やミュージカル、ドラマや「金田一少年の事件簿」をはじめ様々な作品に影響を与えた古典的作品。天使の歌声をもつクリスティーヌ。オペラ座の地下に住む怪人の特訓により、ディーバに育て上げるが・・・。光文社古典新訳文庫版は翻訳文章がとても柔らかく、怪人の孤独とクリスティーヌの愛情の豊かさに胸を打たれます。舞台版では描き切れない、純愛とミステリーの要素を味わうことができます。

 

「レ・ミゼラブル」

レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

(岩波文庫) ヴィクトル ユーゴー・作

 19世紀前半のフランス。戦争や革命に翻弄される市民たちの生き方と信仰を描いた作品。貧しさゆえにパンを盗んで19年もの間服役していた男、ジャン・ヴァルジャン。出所した後も人間を信じられず、司教が大切にしていた銀の食器を盗んでしまう。彼を捕えた憲兵に対し、司教は「食器は私が与えた」と告げて彼を放免させたことから、正直な人間として再生していく物語。様々なキャストで映画化やミュージカルとして上演されていますが、登場人物が多いので、鑑賞前に一読しておくことをおすすめします。

 

紹介いたしました作品は、日本国内でもよく上演される題目です。ストーリーを知っていると、海外キャストの公演も楽しめるので、ミュージカル初心者の方も目を通してみてくださいね。

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