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【昼ドラ 小説】家庭崩壊、ドロドロがテーマのおすすめ本3選

一見、平和に見える家庭にも内情はドロドロしていたという話はよく聞きます。

では、どうドロドロなのでしょうか。

今回は「ドロドロの家庭ドラマ」がテーマ本を紹介します[

 

『重力ピエロ』

重力ピエロ (新潮文庫)

著・伊坂幸太郎
穏やかで心の優しい父、元モデルの美しい母、長男の泉水、次男の春、春は母がレイプされた時にできた子で、それを知りながらも家族は深く強く繋がっています。
街で起こった連続放火事件に興味を抱いた泉水と春は謎が潜んでいることを知ります。
ミステリーなのですが家族について考えさせられる本といえるでしょう。お父さんのセリフが印象的でテーマは重いのに物語は暖かく爽快です。

 

『影法師』

影法師 (講談社文庫)

著・百田尚樹
父の遺影を前に泣く勘一に武士の子なら泣くなと怒鳴った少年、磯貝彦四郎。時が経ち勘一は異例の出世を果たし筆頭家老にまで昇りつめます。
一方頭脳明で剣の達人であった彦四郎は不遇の死を遂げたそうです。その事件の裏には信じられない真相が隠されていたのです。
いくつもはられた伏線が終盤にどんどん回収され驚きの結末を迎えます。
単行本を持っているのに文庫本にだけ収録された袋とじのもう一つの結末が気になり、こちらも購入する気になりますよ。

 

『バチカン奇跡調査官ラプラスの悪魔』

バチカン奇跡調査官ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)

著・藤木稟
バチカン所属の奇跡調査官である日本人親父の平賀とイタリア人親父のロベルトの天才コンビの事件簿です。
アメリカ次期大統領候補が教会で謎の死を遂げ。若き議員のこの不可解な死に死霊がとりついていたのではないかという噂が飛び交います。
そこでこの事件の調査を依頼されたのがバチカン奇跡調査官。 調査官である平賀とロベルトは友人である FBI 捜査官ビルとともに捜査を開始します。
政財界の用心たちばかりが集まる秘密の降霊会に潜入します。そこで明らかになる真実が驚きです。

振り返って、自分の家族は大丈夫だろうかと少し不安になりますね。
まあこれは小説の世界だから…と、高をくくらないで少し考えてみたほうがいいですよ。

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