教養
『ろけっとこざる』 ろけっとこざる (岩波の子どもの本) H・A・レイ 子育てをしていたとき、周囲とコミュニケーションが取れにくかった息子が、自分と主人公の子猿のジョージを同一視するかのように何度も読んでとせがんだ本です。 『ろけっとこざる』では一…
『戦艦大和講義』 戦艦大和講義: 私たちにとって太平洋戦争とは何か 一ノ瀬俊也 この本は現在の若者にも非常に読みやすい構成になっています。『戦艦大和』と『宇宙戦艦ヤマト』、『ゴジラ』『沈黙の艦隊』そして『艦隊これくしょん』の関係性から戦後を読み…
『敗戦真相記』 敗戦真相記 永野譲 この本は、何と昭和20年に原爆の直撃を食らった廃墟広島で行われた公演の記録なのです。ジャーナリストの間では有名な本だったのですが、近年になって復刻されたものなのです。中身は100ページと短い文章で、しかし語り言…
『寄生虫のはなし』 寄生虫のはなし わたしたちの近くにいる驚異の生き物たち ユージーン・H・カプラン 夢中になってワクワクしながら読める本というものは少ないのですが、この本は是非とも読んでほしいワクワク本です。アメリカの大学の寄生虫学の講義内容…
今回は「資本主義とは?」何か。 わかりやすくその歴史、仕組みから、現代においての可能性やその限界について書かれたオススメ本を紹介。 『ZERO to ONE 君はゼロから何を生み出せるか』 ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか ピーター・ティール…
ふと文明や近代化に疲れたとき、私はインディアンの強いスピリットや原始的な生活に魅せられます。便利で近代的な生活では得られないホンモノの人間としての在り方を彼らに感じるのです。インディアンに興味のある方はもちろん、東南アジアが好きな方、強く…
子供が成長して言葉がしっかりしてくると様々なことに関心を持ち始め、大人に質問をたくさん投げかけます。 子供の質問はどんどん難しくなっていき、大人も自分が知っている知識では答えられなくなってきます。そんな子供の質問に答える時に役立つ便利な本を…
「アンナカレーニナ」 アンナ・カレーニナ 1 (光文社古典新訳文庫) ロシア文学のアンナカレーニナ。主人公アンナはなんという憎たらしい性格なのだろうとあきれます。いい人になっていくのかと思いきや最後まで変わりません。自分勝手でこんな奥さんではた…
競馬に興味がある。競馬のことをもっと知りたい。 でも競馬関係の本は沢山出版されている。どれを読んでいいのかわからない。週刊誌で充分なんじゃないか?競馬新聞で充分なんじゃないか。いいえ、良い本があるのです。今回は競馬の本で実際のレースにも役立…
現代文明の中で生活していると自然のことを忘れがちですが、自然は時として我々に大きな感動と力を与えてくれます。自然と戯れそしてまた人間社会に戻っていく。 大学生であれば時間もありますしキャンプに行く機会もあるでしょう。 社会人であれば週末にキ…
1.『世界同時不況』 世界同時不況 (ちくま新書) 岩田規久男 著者は学習院大学の経済学部教授。これまでの経済学分析とは違うアプローチで分析しています。過去に起きた不況を分析して歴史に学ぶスタンス。著者は今の経済がもしも今後、デフレに陥れば、不…
アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫) 辞書のパロディの元祖的存在とでも言うべき一冊です。オカルト本ではないのでご安心を。普通の辞書と同じ体裁で単語とその意味が記されていますが、どれも皮肉やブラックユーモアに満ちてい…
着物をステキに着こなしている大人の女性に憧れます。でも、着物って、高いでしょ? 呉服屋の敷居も高いし、知識ゼロ、且つ懐お寒い私では怖くて入る勇気がありません、だけど、それでも着てみたい、着こなしてみたいっ!そんな着物愛の大学生や社会人に勇気…
昔話は数多く残されていますが、就学前のお子さんに読んであげるなら、絵も楽しくて印象に残り、想像力豊かになるような絵本がおすすめです。 各文化のバックグラウンドなども感じられるので、昔話は教育にも良いかと思います。 ここでは、グリム童話の「こ…
今回ご紹介する本のジャンルは「日本現代史」です。しかもその中の、誰も触れたがらない「深い闇」だけを掘り下げたノンフィクションの金字塔です。希代の小説家で、歴史家でもある松本清張の渾身の作、「昭和史発掘」(計9巻)と「日本の黒い霧」(上下巻…
1.『サラリーマンは2度破産する』藤川太 サラリーマンは2度破産する (朝日新書) 著者は家計の見直し相談センターを運営するファイナンシャルプランナー。貯金のコツはまず固定費を削ることで、生保もローンも細く見直す。金持ちほどお金に細かいといいます…
最近、経済界で話題になっている「シェアリングエコノミー」ですが、それに関する本がたくさん出ています。 『限界費用ゼロ社会:<モノのインターネット>と共有型経済の台頭』 限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭 その中でも代…
楽しかった学生生活も終わり社会人になってくると、それまで以上に要求される能力があります。それが、円滑なコミュニケーションをするための「雑談力」です。「あれ、話が途切れてしまった。気まずいぞ…」「商談入りしたいが、どんな話から入れば場が和むだ…
旧千円札にもその肖像が使用されていた明治の文豪の一人である夏目漱石。しかし、高校の教科書で採用されている『こころ』以外の本は読んだことがないという方もいらっしゃるかもしれません。今回は、大学生、社会人にもおすすめする『こころ』以外の夏目漱…
サイエンス・アイ新書をご存知でしょうか?サイエンス・アイ新書は、オールカラーでコンパクト(文庫本サイズ)、イラストや写真が多くとっつきやすいクオリティの高い新書シリーズです。見た目は派手すぎず地味すぎないので人前で読むにあまり抵抗がなく、…
物の情報が洪水のように現れそして消えていく現代社会において、情報を受けること疲れてしまったなと思う事は無いでしょうか?儲かけなければ出版する側もその仕事をしている意味がない。 次々にタイトルに興味のそそる本をたくさん出してきます。その情報の…
皆さんは、日々の生活に満足をしてらっしゃいますでしょうか。私自身、特に日々の生活に不満を覚えているわけでもありませんし、不幸だとはまったく思っておりません。しかし、ふと仕事に向かう通勤途中、日曜日の夜寝る前、なんとも言えないモヤモヤした気…
今回おすすめさせていただく書籍は、「株式投資の未来」という本です。ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授のジェレミー・シーゲル氏によって書かれた書籍で、株式投資家にとってのバイブルと呼ばれています。 大学生になりたての方、アルバイトを始…
今回、社会人、大学生向けにオススメさせていただきたい本は、『小室直樹の資本主義原論』です。 『小室直樹の資本主義原論』 小室直樹の資本主義原論 小室直樹は社会学者で、様々な大学で様々な学問を修めた人物で、広く世の中に影響を与えた人物です。社会…
今回は「これからコンピュータに関して勉強してみたい!」という高校生や大学生の方、また、「コンピュータは普段使っているけど、どのような仕組みで動いているのかよくわからない」というような社会人の方に向けて3冊のおすすめの本を紹介します。 「コン…
社会人や大学生にとって読んでおかなくてはならない本とはどのような本でしょうか。 「アンナ・カレーニナ」 アンナ・カレーニナ 1 (光文社古典新訳文庫) トルストイの「アンナ・カレーニナ」などは非常に興味深く、アンナの魅力たっぷりな描かれ方が素敵で…
今、生きるのが苦しいと思ってる大学生や社会人にお勧めの本、3冊を紹介したいと思います。それは古典として有名な「孫子」、「老子」、そして「荘子」です。 「孫子」 新訂 孫子 (岩波文庫) 老子と荘子は合わせて老荘といって有名ですが、孫子は軍師として…
戦後、ほとんどの時期で政権を握り続ける自民党。安倍政権も気付けば「超長期政権」になりつつあります。その強さの秘密学ぶためにオススメの本を紹介いたします。 「なんで自民党は政権を握り続けられるのか。強いのか。」これが分かるおすすめの3冊になり…
今回は国際社会を理解したい人におすすめ3冊を紹介。 著者はどれも松村劭さんの本になります。 大学生から主婦も社会人にも読んで欲しい内容になります。 オススメ本3冊はこれ ・「戦争学」(文藝春秋) ・「新・戦争学」 (文春新書) ・「14歳からの戦争…
横山秀夫の小説『出口のない海』は、太平洋戦争中に日本の秘密兵器として使用されていた「回天」という人間魚雷について知るために役立ちます。 多くの戦争映画や本だと、神風特攻隊が乗った零銭が登場するのですが、『出口のない海』は海の特攻にフォーカス…