今回は「これからコンピュータに関して勉強してみたい!」という高校生や大学生の方、また、「コンピュータは普段使っているけど、どのような仕組みで動いているのかよくわからない」というような社会人の方に向けて3冊のおすすめの本を紹介します。
「コンピュータの構成と設計 ハードウェアとソフトウェアのインタフェース」
まず1冊目は、「コンピュータの構成と設計 ハードウェアとソフトウェアのインタフェース」(著者:David A.Patterson/john L.hennessy 訳:成田光彰)です。
この本は上下巻の二部構成で、コンピュータのハードウェア設計やプログラミング言語がコンパイルされてハードウェアにより命令が実現されるまでの流れ、現代の情報科学で用いられている基本的な技術など、コンピュータを理解するうえで基礎となる事柄を全くの初心者にもわかりやすいよう解説を加えながら体系的に説明しています。
「知的財産法実務シリーズ4 新版 著作権法」
2冊目は「著作権法 (知的財産法実務シリーズ)(著者:三好豊)です。
この本は特にコンピュータに関連する事柄が書かれているわけではないのですが、現代の情報社会では様々な情報がインターネット上で飛び交い、中には著作権法に違反しているようなサービスやコンテンツも多く見受けられます。
現在のこのネット社会で自分が正しく情報を扱うことができているかどうかを知るために、一般常識としてこの本で著作権について学んでおくことをお勧めします。
「基本情報技術者テキストI~V」
情報処理技術者テキスト 基本情報技術者プラスアルファ〈1〉ハードウェア
三冊目は実教出版の「基本情報技術者テキストI~V」です。この本は国家試験である基本情報技術者試験の対策のためのテキストなのですが、5巻構成で、一通り読破すれば、ハードウェアやソフトウェアの仕組み、現在ウェブサービスで用いられているソフトウェアや通信技法、データベース、セキュリティなどの知識、さらにはシステム開発や実際のソフトウェア開発の技法、その他さまざまな基本的な事柄を網羅的に学習することができます。
コンピュータ学の入門書としてふさわしいだけでなく、気が向けば、学んだ知識を応用して国家資格を取得することもできます。ここで紹介した三冊はどれも、全くの初心者でも読むことができるようなものばかりなので、ぜひとも目を通してみてください。