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【育児 おすすめ 本】育児中の女性におすすめの育児エッセイ本3冊

出産という人生の大きなイベントの後には休む暇さえも与えられず、バタバタと育児生活が始まります。
私だけがこんなに大変なの?みんな楽しそうに見える・・・。
こんなことに悩んでいるのは私だけ?
否応なく放り込まれた子供と自分と半径数十メートルの狭い生活の中で、ふとそんな不安を感じてしまうお母さんにオススメの育児エッセイ本を紹介させて頂きます。

 

「きみは赤ちゃん」

 

きみは赤ちゃん (文春文庫)

まず一冊目は「きみは赤ちゃん」(川上未映子著)。妊娠中と出産後の二部に分かれたこのエッセイ本、悩めるお母さんに是非読んで頂きたいのは、実は後半の出産後のパートです。
新生児のお世話の繊細さ、産後のナーバスな心、授乳問題、寝かしつけ・・・著者がぶつかる未知の育児問題には大いに共感できるのではないでしょうか。
また産後クライシスについては、ここまで包みかくさず書かれた育児エッセイがあったでしょうか・・・!思わず感動してしまうほどです。心のこもったあとがきも涙なくしては読めません。

 

「働けECD わたしの育児混沌記」

 

働けECD わたしの育児混沌記

二冊目は「働けECD わたしの育児混沌記」(植本一子著)。日本語ラッパーの先駆者として知られるアーティストECDの24歳年下の妻であり写真家である植本一子による育児エッセイです。
この本、全てがリアルです。日々の生活への不満、不安、地震の恐怖、お金の心配・・・。ほのぼのしながらも、誰もが隠したり取り繕いたがる部分をさらりとそのまま書いた、とても勇気づけられる一冊です。

 

「母乳がいいって絶対ですか?」

 

母乳がいいって絶対ですか?

三冊目は「母乳がいいって絶対ですか?」(田房永子著)。出産して生活が変わったからと言って、今までの自分が消えてしまったわけでは決してありません。時々消えてしまったように感じることもあるけれど、それは違うんです。そう力強いメッセージを伝えてくれる本です。
自分の実親との間に問題を抱えている人、周りの人に「こうあるべき」と強制されることで息が詰まる方におすすめです。自分自身をなによりも大切にしてくださいね。

どの本も、あなたの悩みを優しく肯定し、”あなたは決して一人ではない”と伝えてくれる名著です。育児ばかりの生活に疲れた時、少しずつでも読んで気分転換して下さいね!

 

最後に

新米のママは子供がいない時の生活と一変して、友達に会うことも外を気ままに歩くことも、そもそも自分の時間すらままならないという現実!
容赦などしてもらえない子供中心の暮らしに、心が追い付いかないお母さんは、実は意外とたくさんいるようです。

大学生や、まだ独身の社会人の皆さまにはまだ少し気の早い内容かもしれませんが、それでも興味が湧いたらぜひ読んでみて下さいね!

 

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