子供を育てるという行為は、それが人間にせよ、動物にせよ、とても大変なことだということには変わりはありません。
しかしなぜ、その大変なことをやるのかというと本能だけではなく、喜びが大きいからでしょう。
そんな子育ての大変さ、感動を描いた本を3冊ご紹介します。
『三月ひなのつき』
著・石井桃子
おかあさんは、自分のひな人形がわすれられないのです。3月3日はひなまつり。よし子のおとうさんの命日でもあります。
おとうさんは一昨年、よし子が8さいのときになくなりました。おかあさんは、さいほうの仕事をして、よし子を育てています。
よし子はひな人形がほしいのですが、おかあさんは買ってくれません。おかあさんは、戦争のときにくうしゅうでやけてしまった自分のひな人形が、わすれられないのです。
よし子は、おかあさんからはなしに聞くだけのひな人形ではなく、自分のおひな様がほしいのです。
家の経済のことを考えてがまんしてきたよし子は、泣いて母親に訴えて、母と子の真剣な語らいが始まります。
おかあさんが「金ぴかの安っぽいの」と呼ぶ規格品のおひな様を買いたくない理由も、よし子がそれでもほしいと思う気持ちも、きちんと伝わってきます。
これを読んで切ない気持ちになった母親もいるでしょう。ぜひ娘を持つ母親に読んでほしいおすすめ本です。
『あらしの前』
著・ドラ・ド・ヨング
オランダに住むファン・オールト一家には、両親と6人の子どもたちがいます。生まれたばかりの赤ちゃんから18歳のおねえさんまで、しゃべったり、笑ったり、にぎやかなこと。
そんな一家をいつも温かい笑顔で迎えてくれるのは、お母さんです。
お医者さんをしているお父さんの仕事を手伝いながら、年上の子どもたちの話を聞き、小さい子の世話をし、その上、ドイツから逃れてきた男の子に心を配ります。
楽しい暮らしの中に、戦争の足音がせまってきました。
一家のなにげない日常が細やかに綴られ、愉快な行動派の愛すべき末っ子、大切な兄のために勇気ある行動をとる妹、ユダヤ人の少年に温かい心を寄せる兄など、繰り返し読んでも新鮮な感動を覚える名作です。
続編に、戦後をとりあげた『あらしの後』があります。
『タツノオトシゴひっそりくらすなぞの魚』
タツノオトシゴ―ひっそりくらすなぞの魚 (児童図書館・絵本の部屋)
著・クリス・バターワース
「タツノオトシゴ」を見たことがありますか?顔はウマのようで、せなかにはトゲがならび、
まるで小さな電竜のようです。ヒレをいそがしく動かして、立ちおよぎをします。魚には見えませんが、れっきとした魚です。
それも、とてもめずらしい魚です。タツノオトシゴは、おとうさんが赤ちゃんをうむのです。メスは、たまごを、オスのおなかのふくろの中にうみつけます。
おとうさんは、たまごをたいせつにまもって、いちどに大量に赤ちゃんをうむのです。
タツノオトシゴの生態を、美しい絵と簡潔な文章で紹介する科学絵本です。タツノオトシゴの体のしくみやはたらきに興味をもち、わくわくした気持ちで読みすすむうちに、知的好奇心が満たされますよ。
これは子育ての極意を描いた本としても読めますよ。育メンパパにオススメの本です。
人は否が応でも与えられた環境で生きなければなりません。
これは子育ても同じことで、これらの本を読んでいると
不満を言ってもしかたないので精一杯やろうよという応援メッセージにも聞こえてきますね。
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