かつてより平均寿命が延び、“人生80年時代”とも言われる現代。40歳という年齢は、ちょうど人生の折り返し地点に位置します。まだまだ若いことは確かですが、徹夜ができなくなった・疲れがとれにくくなった・風邪が治りにくくなった等々…、経年変化を自分の身体で感じる機会も多くなってくるかもしれません。
そこで私がおすすめしたいのは、アラフォー女性におすすめの「素敵な40代を過ごしている女性たちの著作」です。自分の年齢と上手に付き合いながら、楽しく人生を歩むことのできるヒントがたくさん詰まっていますよ。
「これからは、がんばりすぎない 40歳からの暮らし替え」
一冊目は「これからは、がんばりすぎない 40歳からの暮らし替え」(柳沢小実 著)。
エッセイストでありながら、整理収納アドバイザーとしても活動する著者。常に瑞々しい感性を纏う彼女が40歳という節目を迎え、なにを考え、生活をどう変化させたのか。その新たなるリスタートをたっぷりと綴った一冊です。著者の地に足を着けた暮らしぶりと抜群のセンスは、中の写真を見るだけでも一目瞭然。
年齢を重ねることをポジティブに受け止めたいと思っている方には大いに参考になる本で、おすすめです。
「Lily――日々のカケラ――」
二冊目は「Lily――日々のカケラ――」(石田ゆり子 著)。
女優として、文筆家として年齢と共にますます魅力を増す著者の私生活が、ほんの少しだけ覗けてしまう一冊です。写真で掲載されている自宅のインテリアや私服ももちろん素敵ですが、随所に挟まれるエッセイにこそ著者の魅力の源泉が溢れています。
40代という人生の時期を大切に、マイペースに歩み続けようとする凛とした姿勢が文章の端々から感じられ、自分もこんな風に年を重ねたい!と良い刺激を受け取ることができますよ。自分の年齢に対して、ついついネガティブになりがちな方にもぜひ、読んで頂きたいです。
「なんでわざわざ中年体育」
三冊目は「なんでわざわざ中年体育」(角田光代 著)。
直木賞作家として知られる著者が、40歳を迎えるにあたって決意した“体力作り”。『決して運動は得意ではない』『走るのは嫌い』としながらも、フルマラソン・ボルダリング・登山等々…未経験の運動に次々とチャレンジしていく、痛快で爽快な記録です。
40代をアクティブに楽しみ尽くすその姿には、同じ年頃の女性として思わず勇気付けられてしまうこと間違いなしです。心はいつも若くても、体力は意外と衰えてしまったな…と感じるあなたには特におすすめしたいです。
以上が私のおすすめする「アラフォー女性におすすめの、素敵な40代のための本」です。どの本も、年を重ねながら自分らしく生きることの素晴らしさを伝えてくれる本ばかりです。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。