精進料理について
お坊さんが無駄な殺生を避ける食生活を続けるための精進料理。
菜食ですが栄養バランスがしっかりとれるヘルシーな料理です。お寺では料理をすることも修行のひとつ。生きとし生きるものに感謝をし、じっくり時間をかけて調理すること、食べる人のことを考えて作ること、作ってくれた人に感謝をして食べること。
これが修行のひとつだそうです。
暴飲暴食で胃が疲れている方、味覚が濃くなってしまっている方、ダイエット中の方におすすめのおうちで精進料理が楽しめる本を紹介いたします。質素でまずそうというイメージは昔のもの。
どれも滋味豊かな素材の味を楽しめる精進料理です。是非チャレンジしてみてください。
料理僧が教える - ほとけごはん - 食べる「法話」十二ヵ月 (中公新書ラクレ)
料理僧が教える - ほとけごはん - 食べる「法話」十二ヵ月 (中公新書ラクレ)
青江 覚峰(著) (中央公論新社)
浅草の浄土真宗東本願寺派緑泉寺の住職さんの本。もてなし料理、毎月旬の料理、甘味などが紹介されています。季節に応じた日本の生活や仏教についてのありがたい法話も堅苦しくなく読めるありがたい一冊です。食べることについて考えさせられます。
お寺ごはん
青江 覚峰(著) (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
精進料理は味気ないと思っている方は必見の現代風の精進料理レシピ。カレーやおやつも掲載されています。
にんにく、ねぎ、にら、たまねぎ、らっきょうを使わないレシピなので、仏教信者の方にもおすすめの本。ポケットサイズで見開きで紹介されているので気軽に台所においておきたい一冊です。だしを炊飯器でとる方法も参考になります。
はじめての精進料理: 基礎から学ぶ野菜の料理
高梨 尚之(著) (東京書籍)
煮物や蒸し物、寄せものなど、和食を作りなれていない方には敷居が高そうな料理もプロセス別に写真つきで掲載されているので初心者でも分かりやすい丁寧な本。
包丁の研ぎ方や野菜の下処理、盛り付け方法まで記載されています。精進料理について知りたいという方はもちろん、和食の基本を知りたいという方にもおすすめの一冊です。
無自覚に食べてしまうということが多いという方は、特に精進料理をつくることがおすすめです。
ひとくちひとくち、命をいただいているということを自覚して、精神も体も軽くなるでしょう。ご年配の方と同居している家庭や胃腸に優しい食事を探している方にもおすすめです。