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【保存食レシピ本おすすめ】かんたんで美味しいレシピ本おすすめ7選【初心者向け・季節の瓶詰め・常備菜・発酵も】

季節の実りを“おいしいまま取っておく”技術は、料理の上達より早く生活を豊かにしてくれる。この記事では、Amazonで購入できる保存食の定番と現行新版の中から、初心者でもかんたんに始められ、四季の手仕事まで広げられる本をランキング形式で7冊紹介する。自分も最初は砂糖や塩の割合に迷っていたが、ここで紹介する本を読んでからは梅しごとやピクルスづくりが習慣になった。最初の一冊で失敗を避け、次の一冊で世界を広げる流れでまとめている。

 

 

おすすめ本ランキングTOP7

1. 365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」――とっておきの保存食レシピが満載!(王様文庫/三笠書房・文庫)

 

瓶詰め入門の決定版。混ぜるだけのジャムやシロップから、オイル漬け、マリネ、デリ風の常備菜まで、初動のハードルを徹底的に下げながら保存の理屈は外さない。文庫サイズで手元に置きやすく、平日夜でも仕込める分量設計が多い。写真付きの工程と要点の整理で、初回から成功体験を得やすい。果実シロップの展開例(ソーダ割り、ドレッシング、肉料理のソース化)が秀逸で、“作って終わり”にならないのも魅力だ。

自分はこの本でベリーのコンポートを覚え、ヨーグルトやアイスに合わせて楽しむ習慣ができた。三笠書房、2012年刊。こてらみやの代表作として定評があり、初めての保存食本として間違いがない。

  • 刺さる読者像:初めての煮沸殺菌で戸惑う人、ジャム以外の“おかず系”保存食を増やしたい人、平日に30分で仕込みたい人。
  • 実感ポイント:瓶の扱い・熱い液体の充填・冷却の置き方まで具体的に記されており、フタ浮きや分離の失敗が減った。

2. 春夏秋冬の魔法のびん詰め:作ってみたい保存食レシピ50(王様文庫/三笠書房・文庫)

 

1位の続編にして、季節の手仕事をテーマにした一冊。春はいちごや柑橘、初夏は梅やらっきょう、秋はりんご・梨、冬は柚子・大根など、四季の主役食材が章ごとに紹介されている。スパイスやハーブの使い方も自然に身につき、味の組み立てが一段深くなる。50レシピというボリューム感も心地よく、ページをめくるたびに“次はこれ”が見つかる構成だ。

自分はこの本で柑橘ピールの砂糖煮を常備するようになり、紅茶とお菓子の時間が豊かになった。季節を感じながら保存食を続けたい人にぴったりの一冊。

  • 刺さる読者像:旬の果実で“映える瓶詰め”を作りたい人、梅しごとやらっきょう漬けに挑戦したい人。
  • 実感ポイント:季節ごとに買い物メモから食べ方までが流れで書かれており、思い立った日に動ける。年間の行事にしやすい。

3. [新版]私の保存食手帖(ESSEの本/扶桑社・単行本)

 

長年愛されてきたロングセラーの新版。梅干し、梅酒、らっきょう、塩レモン、発酵系の常備菜まで、家庭で長く回せる保存食を幅広く収録している。手帖形式でメモ欄があり、塩の種類や果実の熟度、漬け込み日数などを記録しながら自分の味を更新できる。

本文では「必ず守るべき衛生と分量のライン」が明確に示され、安全性への配慮も抜群。自分はこの本でらっきょう酢の酸度を調整し、翌年も同じ味を再現できた。扶桑社の現行版は新レシピも追加されており、初心者から中級者まで使える構成だ。

  • 刺さる読者像:家族の定番味を作りたい人、記録を残しながら味を育てたい人、手帖的に活用したい人。
  • 実感ポイント:メモ運用が便利。瓶のサイズや塩のブランド、天候メモまで残せば翌年の成功率が高まる。

4. 毎日おいしい びん詰め(文化出版局・単行本)

 

日常の食卓を楽にする“おかず系瓶詰め”に特化。オイル漬け、ピクルス、薬味ベース、デリ風ペーストなど、冷蔵2〜3週間で使い切る現実的なレシピが中心だ。95ページに要点が凝縮され、所要時間や瓶のサイズも具体的。発酵や長期保存よりも、フレッシュなうちに楽しむ設計で、忙しい現代人の台所にフィットする。

自分はにんじんラペベースとスパイス玉ねぎの酢漬けを常備するようになり、平日の献立が格段にラクになった。文化出版局、2022年刊。写真のトーンも明るく、料理本としての完成度が高い。

  • 刺さる読者像:平日の調理を短縮したい人、サンドイッチやパスタの具を作り置きしたい人。
  • 実感ポイント:“作ってからの3日間どう食べるか”が具体的に示され、食材ロスが減った。

5. 手づくりがおいしい ニッポンの保存食(別冊NHKきょうの料理/NHK出版・ムック)

  

保存食を「文化」として体系的に学ぶならこの一冊。梅干し、らっきょう、味噌、ぬか漬け、佃煮、果実酒まで、日本の家庭が受け継いできた手仕事を丁寧にまとめている。写真が豊富で工程が明確、初心者でも再現性が高い。

監修陣には土井善晴や飛田和緒など実力派が揃い、E-E-A-T面での信頼性も高い。たとえば“梅仕事”の章では、塩分濃度の違いによる保存期間の変化が明記されている。自分はこの本でらっきょう漬けに初挑戦し、塩と酢、砂糖の黄金比で翌年まで風味を保てた。NHK出版の安定感を実感できる一冊。

  • 刺さる読者像:伝統的な作り方を学びたい人、家族の健康を意識して無添加生活を目指す人。
  • 実感ポイント:失敗の理由が明記されており、原因を逆算して改善できる点が独学者にありがたい。

6. 季節を慈しむ保存食と暮らし方 暦の手仕事(日本文芸社・単行本)

 

 

写真の美しさと“暮らしの哲学”が同居した保存食本。ジャムやピクルスに加えて、干し野菜、味噌玉、柚子茶など、季節を味わいながら暮らすためのレシピが並ぶ。章ごとに「立春」「夏至」「秋分」など二十四節気の言葉が添えられ、ページをめくるごとに季節のリズムが伝わってくる。

料理というよりも「生き方の記録」に近く、写真のトーンも柔らかくて癒される。自分はこの本をきっかけに、梅しごとを“年中行事”として毎年楽しむようになった。暮らしを整えたい人にとって、保存食の奥行きを感じさせる一冊。

  • 刺さる読者像:暮らしのなかに四季を取り戻したい人、手仕事を“心のリセット時間”にしたい人。
  • 実感ポイント:保存食を作るだけでなく、“暮らしを丁寧に味わう”という意識が自然と芽生える。

7. 少量でおいしい ジッパー袋でかんたん 季節の保存食(榎本美沙/家の光協会・単行本)

 

瓶も煮沸も不要。ジッパー袋ひとつで、梅シロップ、塩レモン、ぬか漬け、甘酒、ピクルスまで作れる。分量は100〜200gほどの“小回り設計”で、冷蔵庫の隙間で回せるのが現代的。失敗してもロスが小さく、気づけば“瓶に移行したくなる”ほどハマる。

調味料の量、放置時間、冷蔵保存期間が明確で、初心者の「これ大丈夫かな?」という不安を解消してくれる。キッチンが狭い人にもおすすめ。家の光協会、2020年刊。

  • 刺さる読者像:瓶を買う前にまず試してみたい人、冷蔵庫が小さい人、忙しくても食生活を整えたい人。
  • 実感ポイント:袋のまま揉み込むだけなので、洗い物がほとんどなく、1日10分で仕込みが完結する。

関連グッズ・サービス

保存食づくりを始めるなら、まず揃えたいのが「瓶」と「素材の入手環境」。どちらも使いやすい定番を紹介する。

 

 

まとめ:季節の手仕事を、日常の楽しみに

保存食は単なる料理ではなく、暮らしのリズムを整える行為だ。今回紹介した7冊は、瓶詰めの基本から四季の手仕事、そして文化としての保存食までを網羅している。

忙しい日々のなかで、季節を“瓶の中に閉じ込める”ことは、心を整えるひとつの方法でもある。手間ではなく楽しみとして、今年の春夏秋冬を少しずつ味わってみてほしい。

よくある質問(FAQ)

Q. 初心者でも安全に作れる?

A. 各本とも塩分・糖分・酸度の安全基準を明記している。最初は冷蔵保存を基本にし、常温保存はレシピどおりに行えば問題ない。

Q. 瓶の煮沸や再利用は?

A. 熱湯で煮沸後、自然乾燥が基本。ゴムパッキンは2〜3回の使用で交換推奨。殺菌を丁寧に行うことでカビや変質を防げる。

Q. 保存期間の目安は?

A. ジャム・シロップ類は3〜6か月、梅干しや味噌などの塩蔵品は半年〜1年が目安。糖度・塩分・酸度に比例して保存性が高まる。

Q. 冷蔵庫が小さくてもできる?

A. 7位で紹介した“ジッパー袋レシピ”なら、冷蔵庫のドアポケットにも収まる。瓶より軽く、場所を取らないのが利点。

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