皆さん食事は好きですか?
中には苦手・・・なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、他の国々の人々と比べても日本人は食べることが大好きな民族です。例えばコンビニに多くの種類のお弁当、パン、デザート類が並び、テレビでは毎日のようにグルメリポートやお料理コーナー。こんな国は他にはありません。欧米と比べると「食」というものを大切にしているなぁと私は感じます。
そんな食べるのが大好きなみなさんにオススメしたい本は、ただ料理についてやレシピ本というだけではありません。
料理がもっと美味しくなるような、「料理」×「○○」の本です!
他のテーマと掛け算すれば料理も2倍、3倍、もっと美味しく食べられるはず。
今日はそんな本を三冊ご紹介します。
「料理」×「歴史」
「歴メシ! 世界の歴史料理をおいしく食べる」
この本は、筆者が昔の文献を元に、実際に料理をし、その写真やレシピを載せた本です。
レシピだけでなく、その時代や地域の食事に関するコラムなどものっており、本としても読み応えのある仕上がりになっています。
5000年という長い時代と世界中の様々な地域を扱っており、それをコンパクトにまとめ、時代と地域ごとに並べられているのも、作者の歴史への愛が伝わってきて個人的に好きな点です。
フルカラーで地図や写真も乗っていて、本のデザインとしても読みやすいと思います。
何よりも実際の料理が美味しそう!
こんな昔に発展した食事文化があったことに驚きましたし、人類の「食」への情熱には目を見張るものがあります。
作って食べるもよし、読んで知識を得るもよし。
古き時代の欧州や中央アジアの隆盛について耽りながら食べる食事はまた格別です。
「料理」×「科学」
「実況・料理生物学 」
この本は大阪大学の生物学の教授の方が筆者で、彼が実際に過去に大学で開講していた講義を元に会話形式でその内容をまとめた本です。
実際の講義のシラバスが載せられいるのですが、そこにこの本の本質を見て取ることができます。
「料理は科学実験である。[……]科学の基本は周囲に「なぜ?」を発することであり、科学の醍醐味はその答えを自分で発見することだ。[……]身近な『料理』を題材にして、科学の基本と醍醐味をあららめて体験する。」(本書17pより)
料理と食事そのものの文化についても筆者は造詣が深く、科学するという視点と共に、食べ物に潜む背景についても触れて行くことも面白いです
台本のような教授と学生たちの対話形式になっているため、文字が主体の本ですが、あまり普段読書をしない、また嫌い、という方でもサクッと読めそうなのもオススメのポイントです。
読後に料理を新しい視点から豊かに捉えることができる素晴らしい一冊です。
「料理」×「数学」
「おいしい数学――証明の味はパイの味 」
世の中に、料理の味や見た目を数学的な観点から分析するような本は割とあるのですが、この本はそういうものとは一線を画しています。
この本は筆者の体験談や考えなどを散文的に書いたエッセイのような形式で、数学者である筆者が自分の料理と数学の経験を例に、数学と料理が「精神的」に似ていると思う点をひたすらあげていくというものです。この本を実際に読み進めると、なんと料理よりも先にこういう数学パズルがあって楽しくてという話で、その次にあれが美味いこれが美味いとか書いてあるのです。筆者が過去に作った実際の料理のレシピも乗っていますが、数式や遊びや図形ものっています。
正直ちょっと無茶苦茶で、こんな本読んだことありません。
そして凡人の私には最後まで完全には筆者の思考を理解することはできませんでした(笑)。
万人にオススメしていいのかもわかりませんが、でもそれが面白い!
料理をしているときに、ふと、ああ数学の問題が解けるのってこういう感覚かしら、なんて思いながら楽しくなる、そんな少し視野を広げてくれる本です。
最後に
以上で今回のご紹介は終わりです。
今回ご紹介したのは全て料理に関係した本でしたが、いかがでしたでしょうか。
皆さまの読書と食事がより豊かになれば幸いです。
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