受験生の方、新しく大学生になる方。
今は「将来は〇〇になりたい」、「〇〇を勉強したい」などと意識を高くもっていても、いざ大学生になるとサークルやバイトに明け暮れて本来の目的を見失いがちです。
そんなモチベーションや目的を見失わないように。
大学生になる前、また大学生一年生の方に特におすすめな本を2冊紹介します。
「大学4年間で絶対やっておくべきこと」
まず最初にオススメするのは「大学4年間で絶対やっておくべきこと(KADOKAWA)」です。これから大学生になろうとしている方、または、すでに大学生活を始めていらっしゃる方にぜひ手に取っていただきたい本です。
大学の4年間というのは人間として大きく成長する時期であり、人によっては人生で一番楽しい時期であるかもしれません。
そのような刺激が多い環境だからこそ、時間が過ぎて行くのも早く感じてしまうでしょう。この本ではまずは大学生の本業である勉強、それからサークル、友人関係、恋愛などに焦点を絞って、充実した大学生活を送るための方法が紹介されています。
著者が大学教授ということもあり、普段から大学生を見てきているのでしょう。
せっかくの大学生活なんだから後悔してほしくない!という気持ちがひしひしと伝わってきます。この本の多くは、大学生の恋愛観について語られています。大学生というのは高校から上がったばかり、まだ若いせいか、目の前のことしか見えていません。上手い人付き合いの方法など、とても参考になりました。
「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」
次にオススメするのが「ペンギンが教えてくれた物理のはなし(河出ブックス)」です。これは動物にまつわる、物理科学の分野のお話です。物理、というと難しそうな感じがしますが、なんてことはありません。なぜ魚が泳げるのか、なぜ鳥は空を飛べるのか、物理法則の観点から説明がされています。私自身は高校のときに物理を習っていたのですが、もちろん前提知識が無くとも読みやすい本であることは間違いないありません。みなさんの知っている動物を例に紹介してくれるので読んでいて興味の湧く内容でした。高校では理系は生物と物理にコース分けがあるのですが、この本では2つの分野を上手く融合した話を展開しています。
理系の大学生であれば知っておいて損にはならない情報ばかりです。大学生でなくとも、社会人の方々にもちょっとした教養としていかがでしょうか。