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【プロ野球 裏方 おすすめ本】プロ野球の「裏方さん」が書いた、おすすめ暴露本2選

 プロ野球の名勝負や名場面、元名選手が語る野球論などの著作は世の中に数多くありますが、かたや、「裏方さん」が、プロ野球界の実情や体験談を赤裸々に明かす本はそう多くありません。
 将来プロを目指している野球少年や高校、大学生、あるいは社会人であるお父さんたち現在の野球ファンの方々にも、ぜひオススメしたい2冊をご紹介します。

 

「プロ野球スカウトの眼はすべて『節穴』である」

プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である (双葉新書)

 1冊目は、「プロ野球スカウトの眼はすべて『節穴』である」(片岡宏雄著、双葉新書)という、ちょっと刺激的なおやっと思うタイトルの本です。
 ヤクルトスワローズなどで長年スカウトや編成部長を務めた著者が、舞台裏から見たプロ野球界の真実を衝撃的に語り尽くします。
 プロのスカウトは、日本や世界中を飛び回り、将来の名選手になるべき若者を血眼になって日々捜しています。その眼力や情報力、交渉力こそが、自分のチームを強くするのみならず、プロ野球界全体の未来をも支えることになる、極めて重要な仕事の人々です。
 契約の裏金、密約、虚々実々の駆け引きなど表には出ない、興味深いスカウトの世界が次々と明かされます。野村克也監督との対立や確執なども暴露されており、「ここまで書いていいの?」というほどの力作です。

 

「プロ野球審判 ジャッジの舞台裏」

プロ野球審判 ジャッジの舞台裏

 2冊目は「プロ野球審判 ジャッジの舞台裏」(山崎夏生著、北海道新聞社)です。こちらはプロ野球審判という、やはり競技の裏方としては非常に重要な役割を果たすプロフェッショナルたちの物語です。
 著者は、難関国立大を出てスポーツ新聞記者になったものの、審判の夢があきらめられず、苦労を重ねて試験に合格し、遅咲きで審判デビューした異色な経歴の持ち主です。
 以来29年間の長きにわたり、プロ野球の名場面も珍場面もすべて間近で見尽くしてきたそのリアルな体験は、ファンならずとも「なるほど、審判とはそういう仕事なのか」と、知られざる職業のすごみを感じさせ、あらためて驚かされます。
 テレビの「珍プレー特集」で審判の失敗が放映された際、激怒して放送局に抗議文を送った話など、高い職業意識や誇りを示すエピソードの数々も興味深く読めます。

 

 

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