今回の本は、私のように本が大好きな人にオススメしたい作品です。
それは「英雄の書」という本。
この本を読んだ後はきっと、今まで以上に、自分の所有している本を大切に愛おしく思うと思います。
その気持ちはとても、本好きにとっては嬉しく、楽しいものだと思います。現在大学生の人はもうあまり紙の本を読む事は無いかもしれませんが、この本を読んだら、気持ちが変わるかもしれません。
社会人の方は、現実社会からちょっと離れた空間にいざなってもらえる作品です。物語の軸はとても辛いものです。
「英雄の書」
どんな本か
殺人を犯した兄が行方不明になり、その行方を妹が追うというもの。でも、サスペンスや推理といった趣のものではなく、ファンタジーものと言っていい内容です。
ところが、そのファンタジーが単なるファンタジーでなく、作りものでありながら、単に作りものでない、どこかリアルであってもおかしくない、そんな描き方をしていて、それがとてもこの現実社会で起こっている事とつなぎ合わせて、もしかしたら・・・と思わせる、その部分がこの物語の凄さだと思います。
こんな方におすすめ
子供が読んでも良いような内容でありながら、大人が頭をフルで使って読まないと理解しずらい内容でもある、とても深い物語です。読んでいるとゲームの中や、ナルニア物語や、ハリーポッターそういった世界に入り込んだような気持ちになりますので、そういった物語がお好きな人には特にオススメします。
そして、この本が気に入った方はぜひ、続編の「悲嘆の門」も必ず読みたくなると思います。
さいごに
大好きな宮部みゆき先生の本。
この「英雄の書」の続編の「悲嘆の門」を読み、また「英雄の書」を読み返したくなり、楽しい部分もあるけれど、悲しい部分の方が多かった記憶のこの本ですが、今回読み返してみて一番心に残ったのは、「本を愛おしい」と思う気持ちです。
私は本、昨今の電子書籍ではなく、紙の本が好きです。読んだ後の本は大抵手放さずに本棚に保管していますから、48歳の私は結構な数の本を所有しています。
そして、それらの一つ一つは宝物です。
電子書籍ユーザーなら、読み放題がおすすめ。
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(「ほんのむし」の私は、もちろんヘビーユーザーです。笑)
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私がレコメンドしている本の多くは、ここで読んだ本でもあります。
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