読書
様々な事情、理由があって、親元から離れて暮らさなければならない子供たちがいます。それは育児放棄や、虐待などいろいろですが、そういう環境でもたくましく育つさまは健気で頼もしいですね。そんな過酷な環境に置かれた子供たちの本を紹介しましょう。 『…
高校生時代というのは、いろんなものに触れて感動して人間的にも一番成長する世代ですね。そんな何事も貪欲に吸収する能力をもった高校生に読んでいただきたい3冊をご紹介します。 『モンサンミッシェル 奇跡の巡礼地』 モン・サン・ミシェル:奇跡の巡礼地 …
カエルについて、みなさんはどのようなイメージを持っているでしょうか?「かえるのうた」や梅雨が一般的でしょうかね。ぬるぬるしてて気持ち悪いとか、あるいは田植えのシーズンにゲコゲコ鳴いてうるさいだとかあまりプラスの印象はないのかもしれませんね…
大学に入ると文学部ではなくても一般教養科目て心理学というものがあります。テレビドラマの心理分析官などが活躍している場面を見て憧れを持った方もいるでしょう。そんな心理学に関する本を違った分野から3冊ご紹介します。 『江豆町 ブリトビラロマンSF…
自己犠牲の精神というのは素晴らしいものだと言われます。でもそれって、ほんとに?きれいごとじゃないのかなと思っている人に読んで欲しい絵本があります。 『ジオジオのかんむり』 ジオジオのかんむり 著・岸田衿子ジオジオはライオンの中でも一番強かった…
人間の脳って不思議ですね。おいしいものを想像すればお腹が鳴ってくるし、梅干しを想像したとたん唾が出てきます。そんな卑近な例じゃなくても、目を瞑ってみればあるゆることが想像可能なのです。想像することについて、また実際に形に表した本をご紹介し…
白いご飯は進まなくても、パンはペロリと平らげてしまう。そんなお子さんも実は多いのではないでしょうか?そんなパン好きのお子さんにおすすめしたい、パンがテーマの絵本を三冊ご紹介します。あんまりパンを好まないお子さんにも、絵本をきっかけにしてパ…
日本人のみならず、翻訳された作品が世界中の人に読まれている小説家の村上春樹。著作の装丁やデザインにもこだわりがあり、自らも製作過程に関わっていることでよく知られています。そこで私がおすすめしたいのは、村上春樹の作品の装画・挿絵に長く携わっ…
こうあらねばいけない、人間とはかくあるべきだと先人たちはアドバイスしてくれます。でも、決して理想通りにはいかないのが人間というものです。そんな理想と現実を描いた対照的な小説をご紹介します。 『飛ぶ教室』 飛ぶ教室 (岩波少年文庫) 著・エーリッ…
自分にはそんなドラマみたいな状況は良しにつけ悪しきにつけ起こらないよ。そう高をくくって人生を送っている人はいませんか。ここの小説に出てくる人たちもそう思ってたけどある日突然という感じだったのかもしれませんよ。 『悪人』 悪人(上) (朝日文庫) …
昔はあんなに純真だったのにいつのまに大人になるにつれ、素直さを失ってしまったなと思う瞬間って誰にでもあるものです。そんなときに昔を思い出させてくれる3冊をご紹介します。 『ぐりとぐら』 ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集) 著・…
江國さんとの出会いは、中学生の頃にまで遡ります。 江國さんが、児童文学を書かれていた頃で、初めて、大人向けの小説を書かれたということを、知り、書店に買いに行きました。 「きらきらひかる」 きらきらひかる (新潮文庫) 「きらきらひかる」は衝撃でし…
ラノベで定番の「異世界ファンタジー」 最近「異世界系はワンパターンで飽きた」という声をよく聞きます。 今回はそんなあなたにおすすめの異世界小説を紹介。 たまにはラノベ以外の異世界系を読んでみては? 『つづきの図書館』 つづきの図書館 柏葉幸子 こ…
学校を卒業し、社会人になってから知らず知らずのうちに忘れてしまっていた感情はみなさんあるのではないでしょうか。人と心からわかりあいたい、わかりあえないもどかしさ。大人になると自分でも壁をつくり、本音を知られたくない見栄の張り合い。でもどこ…
カート・ヴォネガットの小説の著作から三冊、「スローターハウス5」「デッドアイ・ディック」「ジェイルバード」をおすすめしたい。 カート・ヴォネガットについて 二十世紀のアメリカを代表する作家の一人であり、ジョン・アーヴィングと師弟関係があった…
春から大学生になる方々は、もちろん学問をするために入学するのだと思います。 社会人になると本を読む時間を捻出するのにも一苦労です。 「知は力なり」という言葉がありますので、特にこれまで読書の経験が少なかった方々におすすめの本を紹介させていた…