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【収集癖 本】ガラクタでも大切なコレクション。何かを集めたくなる、おすすめ本まとめ。

子供の頃は、なんであんなもの真剣になって集めていたんだろうと思い起こすことがあります。
人それぞれ価値観は違うとはいえ、ちょっと変わったコレクションというものは興味がありますね。

 

『たからものくらべ』

 

たからものくらべ (福音館創作童話シリーズ)

著・杉山亮
お姉ちゃんと弟の「たからもの」の本です。ともこ6歳、たかし4歳。ふたりの「たからのはこ」からは、なにが出てくるでしょう。たのしいものがいっぱい詰まっています。ふたりの宝物の比べっこのあとには、宝物の取替っこの話がつづきます。
最後は、おかあさんに捨てられてしまった宝物の話です。どの宝物にも、もらったとき、ひろったときの懐かしい思い出がついています。
大人にとってのがらくた、ごみが、子どもにとっての宝物。この本に出てくる宝物は時代を反映しているけど、集める楽しさは、いつの時代も変わらないですね。

 

『ポケットのたからもの』

ポケットのたからもの

著・レベッカ・コーディル
ジェイのうちのまわりには、丘があり、木がたくさん生えています。丘の小道を歩いて木の実を拾い、川に入って、小さな岩のかけらを拾い、畑では豆を拾います。
ジェイの集めた宝物で、ポケットはいっぱいです。きょうは、コオロギをつかまえました。1年生になってはじめて学校へいく日に、ジェイはコオロギをポケットに入れていきました。スクールバスにのると、リ......リ...と、コオロギがなきはじめて......。
シンプルなストーリーと洗練された絵から、自然を友として暮らす少年の静かなよろこびが伝わってきます。地味ですが大切にしたい1冊になるでしょう。

 

『あたまにつまった石ころが』

あたまにつまった石ころが

著・キャロル・オーティス・ハースト
この本は、作者のキャロルさんが自分のおとうさんのことを書いたものです。キャロルさんのおとうさんのポケットは、あつめた石ころでいつもいっぱいでした。
ポケットだけでなく、あたまの中も、石ころでいっぱいでした。おとうさんは、子どものころ石が大好きで、大人になっても石が大好きで、年をとっても石が大好きな人でした。
作者の父親は、独学で石について学び、科学博物館の館長にまでなった人です。生涯をとおして熱中できるものに出会い、学びつづけることの大切さを、気持ちよく描いています。

 

あなたはどんなコレクションをしているでしょうか。
たとえそれが堂々とは言えない種類のものであっても、それぞれに意義があるものですよ。

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